夏になると快適に過ごすためだけでなく、体調を崩さないためにもエアコンを活用する事は大切です。
そこで気になるのがエアコンの電気代です。
エアコンを使いすぎてしまうと、電気代が跳ね上がり驚いた経験をしたい人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、夏の電気代を節約するためにできる節約技を紹介します。
夏場の電気代は普段よりもハネ上がることが多い
夏場になるとそれまでの月よりも電気代は跳ね上がることが多く、請求書を見て驚く人もいます。
特に夏場になると、熱中症対策の一つとしてエアコンを使う頻度が上がることや、冷蔵庫の開け閉め回数が増えるなどの理由で、電気代が上がってしまうのは仕方ないことです。
冷房を常につけている
夏になるとエアコンを常に稼働させて、部屋の温度を一定の温度にして過ごしている人がほとんどです。
そのため夏場の電気代は、エアコン使用によるものがほとんどだと言われています。
暑い部屋を一気に冷やして快適な温度にするための消費電力は大きく、そのために電気代が上がってしまうのです。
暑さにピークはありますが、それでも一日を通して温度が高いため常に稼働している家庭がほとんどなのです。
ただ夏場のエアコンを効率的に使わないと、熱中症になってしまう恐れもあるため非常に危険になってしまいます。
サーキュレーターも同時に使っている
エアコンを効率よく使いたくさんの部屋を冷やすために、サーキュレーターを使用している家庭も多くあります。
エアコンとサーキュレーターを同時に使うことで、熱くなった部屋を効率よく冷やせるだけでなく、エアコンだけに頼るよりも消費電力を抑えられるため、同時に活用している家庭は多くあります。
ただサーキュレーターも同時使うことも、使わない月よりも電気代が跳ね上がってしまう原因の一つとなっています。
冷蔵庫の開け閉めが増える
夏場になると水分補給を多くとることから、冷蔵庫を開け閉めするタイミングが増えます。
冷蔵庫は開けると庫内の温度が一気に上がってしまうため、再度冷やすために電力が使われます。
冷蔵庫は冷やすときが一番電力を使います。
そのため開け閉めするタイミングが増える夏場は、冷蔵庫にかかる電気代も跳ね上がる要因の一つとなっているのです。
夏の電気代を節約するときに活用できる節約技
夏場の電気代が跳ね上がる原因は、エアコンやサーキュレーター・冷蔵庫などです。
しかし特にエアコンを正しく使用しないと、熱中症など体調を崩してしまう可能性があるため、ある程度の電気代跳ね上がりは仕方のないことです。
ただ使用しながらも少しでも節約したいですよね。そこでここからは、夏の電気代を節約したいときに活用できる節約技を紹介します。
節電の呼びかけ時にも活用できるので、日頃から取り入れるようにするのがおすすめです。
冷蔵庫や冷凍庫にものを詰め込みすぎない
冷蔵庫や冷凍庫に常にたくさんのものを詰め込んでいる人がいますが、たくさん詰め込んでいるとそれだけ冷やすのにたくさんの電力が必要となってしまい、電気代が上がってしまいます。
ですのでなるべくたくさんのものを詰め込まないようにして、開け閉めしても冷やす電気代の節約をしましょう。
同時に冷蔵庫を開け閉めする回数と開けている時間を減らせるように、するとさらに電気代節約に繋がります。
エアコンの電源のONOFFは最低限に
エアコンの電源をこまめに付けたり消したりする人がいますが、これも部屋を冷やすための電力がかかってしまうため、最低限にするように心がけてください。
室温を下げすぎて寒くなってしまったり、電気代を気にしたりするあまりエアコンの電源をこまめに付けたり消したりする人もいます。
しかしこれで電気代節約には逆効果で、再度部屋が暑くなってしまうと冷やすのに時間がかかってしまい、余計な電力が必要となるのです。
電源で部屋の温度を管理するのではなく、温度設定で管理するようにしましょう。
エアコンの自動運転を使えば、設定温度になると自動的に少ない電力でキープするようになっているので、これを活用するようにすると電気代が節約できます。
ただやはり常に付けていると電気代は上がってしまうので、長時間家を空けるときは電源を切っておくようにしてください。
部屋の温度を下げるのではなく除湿を活用する
エアコンを使って部屋を快適にする際には、除湿機能を上手く使うことも有効です。
部屋の温度を下げるために一旦冷房機能を使い、適温まで下がったらあとは消費電力の少ない除湿機能に切り替えると、電気代の節約になります。
エアコンの機種によっては自動的に切り替わるものもありますが、そうでない場合は自分で切り替えるように心がけてください。
扇風機を活用して室温の調整をする
扇風機にかかる電気代は、エアコンの約10分の1と言われています。
そのためエアコンだけでなく扇風機を活用して室温を調整するようにすると、電気代節約になります。
冷たい空気は下に行きますがそこでエアコンに向けて扇風機を使うと、下に溜まった冷たい空気を上にあげられ効率よく室温を保てるようにしましょう。
また扇風機だけで室温を下げるのはできませんが、自分に扇風機の風を当てることで体感温度が下がり、エアコンの温度設定を上げて節電できる効果も期待できます。
テレビのコンセントの差しっぱなしは避ける
待機電力も電気代が上がってしまう一つの要因です。
冷蔵庫など常に電気を使わなくてはいけないものを除き、コンセントを抜く癖をつけるのも節約には有効です。
特に見ていないときにテレビコンセントを抜くようにするだけで、待機電力の49％を節約できると言われており、大きな節約になります。
コンセントを抜くのに抵抗がある人は、電源タップを利用して使わないときに電源をオフにするだけでも、お手軽に待機電力節約ができます。
テレビ以外にも電気ポットの電源を抜いておくなど、使っていない家電のコンセントを抜くようにするだけでも、電気代節約に繋がります。
炊飯器の保温機能は使わない
ご飯を炊いた後、つい保温機能のままにしてしまう人もいますが、これをやめるだけでも毎月130円程度の節約になります。
保温して食べたいときにすぐに食べられるようにしているという人もいますが、ずっと保温にしておくよりも都度ご飯を炊く方が電気代の安くなります。
また一気にたくさんたいておき、小分けにして冷凍して食べたいときに電子レンジでチンして食べると、電気代節約になります。
なるべく保温機能を使用しないようにするだけでも、電気代節約に繋がります。
部屋のカーテンを遮光カーテンに変更する
遮光カーテンは、外の光を通さない生地で作られたカーテンのことです。
カーテンを遮光カーテンに変えるだけで、日差しを遮り部屋の温度上昇を避けられます。
エアコンの設定温度と部屋の温度の差が大きいと、それだけ冷やすのに電力が必要になります。
そこで日中に遮光カーテンを使い部屋の温度上昇を避けることで、エアコンの設定温度との差を小さくして消費電力を減らすのです。
初期費用はかかってしまいますが、長い目で見ると大きな節約になりおすすめです。
エアコンの内部掃除をする
エアコン内部がほこりなどで汚れているとエアコンに負荷がかかってしまい、余計な電力がかかってしまいます。
またフィルターや内部にゴミやほこりが付いたままエアコンを使用していると、寿命を縮めてしまう原因にもなってしまうため、こまめに掃除をするようにしてください。
エアコン内部にほこりやゴミが貯まっていると、エアコンのパワーが落ちてしまうため「効きが悪いな」と感じたら、エアコン掃除業者などにお願いして掃除してもらいましょう。
室外機の直射日光を避ける
エアコン室外機に遮光ネットを付けるだけで、10％程度の節約になると言われています。
エアコンの室外機は、室内の暑い空気を外に出す役割を果たしており、室外機が直射日光に当たっていると、エアコンの効率が落ちてしまいます。
日陰に動かすのはできないので、室外機が日陰になるようにすると節約になります。
設定温度を1度だけでも上げてみる
エアコンの設定温度を1度上げるだけでも、節約になります。
エアコンの温度設定を1度上げるだけでも、約10％の節電効果があると言われており大きな節約に繋がります。
設定温度を28℃にするのが節約には有効だと言われていますが、適温は人によって異なるため普段の温度よりも1度上げることを意識してみてください。
部屋に凍ったペットボトルを置いてみる
部屋に凍ったペットボトルを置くと、除湿効果が期待できおすすめです。
この仕組みは、結露の原理と同じで温かい空気が冷たい空気に触れることで含んでいる水分を液体に変えています。
これが除湿効果になっています。寝室など限られた場所になってしまいますが、これだけでもエアコンの除湿を使わないで過ごせるので、節約に繋がります。
夏の電気代を下げるためにやってはいけないNG行動
夏の電気代を下げるための節約技を紹介しました。
夏場になりいきなり電気代が上がってしまうと驚いてしまい、すぐに節約したくなります。
しかし電気代を下げることばかりに気を取られてNG行動をしてしまうと、別のトラブルになってしまう可能性があり注意が必要です。
そこでここでは夏の電気代を下げるためにやってはいけないＮＧ行動を紹介します。
体調を崩すレベルの節電対策
夏場は室内も室外も高い温度になります。
エアコンを使えば快適に過ごせることが分かっていても、夏場の電気代の大半がエアコン代と聞くと、つい付けないで過ごして節約しようとする人もいます。
しかしこれをやってしまうと、熱中症で最悪死に至ることもあるため、エアコンを使わないなど無理な節約は絶対にＮＧです。
もちろん効果的に節電することは良いことですが、極端に使わないなどを避けて、少しでも安く効率よく使用してください。
節電グッズの大量購入
節電に関するグッズはたくさん売られており、これらを使って節約を目指す人もいます。
しかし購入しても結局使わずに無駄にしてしまうこともあり、大量購入はＮＧ行動の一つです。
使う用途をしっかり考えての購入は有効ですが、わざわざ買わなくてもできる節約もあるため、まずはできることから始めて、無駄な出費を抑えることも節約には有効な手段の一つです。
部屋の中の湿気対策を怠る
部屋の湿度が高いとそれだけで体感温度が上がります。
体感温度が上がるとエアコン設定温度で調整する人もいますが、それでは低い温度になってしまい節電になりません。
湿気を取って体感温度を下げ、エアコンの設定温度を1度でも上げて節約をするのがおすすめです。
窓の開けっ放し
窓を開けっぱなしにすると、室温が上がってしまいエアコンの設定温度との差が大きくなってしまい、部屋を冷やすのにたくさんの消費電力が必要になりNGです。
そのため換気の時間以外は開けっ放しを避けて、室温をキープできるようにするのがおすすめです。
夏の電気代を節約して無駄な出費を防ごう
夏の電気代は、エアコンなどいろいろなものの影響で跳ね上がります。
それまでの月と比べると高くなるため、効率よく使い節約を目指すのが良いでしょう。
ただ無理な節約・節電は、体調面に影響を与えることもあるため、無駄なものを見極めて行うことが大切です。
無理なく無駄な出費を防ぐように心がけましょう。
