睡眠薬を服用していても医療保険に加入できる?条件と注意点を解説

睡眠薬を服用していても医療保険に加入できる?条件と注意点を解説

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ストレスや不安から、不眠症状が出て睡眠薬を服用している人も少なくありません。

しかし医療保険の加入の際に、睡眠薬の服薬が告知に引っかかってしまい加入を断られてしまう原因になることもあります。

そこでこの記事では、睡眠薬を服用していると医療保険の加入が難しいと言われる理由と、加入する際の条件を紹介します。

睡眠薬を服用すると医療保険の加入が難しくなる理由

何かとストレスの多い現代では、不眠症状で悩んでいる人もたくさんいます。

不眠症状が進むと睡眠薬を服用して症状改善を目指すこともあり、服用している人も珍しくありません。

しかし睡眠薬を服用している医療保険の加入が難しくなることを知っていますか?

それにはいろいろと理由がありますが、告知審査に引っかかってしまうのです。

そこでここでは、なぜ睡眠薬を服用していると医療保険への加入が難しくなるのかを解説します。

不眠症=精神疾患の扱いになる

医師が処方する睡眠薬を服用しているのは不眠症の症状がある人ですが、不眠症=精神疾患の扱いとなってしまうため、加入時に断られてしまうことがあります。

精神疾患は医療保険の加入が他の病気よりも難しいことが多く、不眠症もその一つに分類されてしまうことで加入が難しいと言えるのです。

医療保険の告知義務に病気の申告が必要だから

医療保険に加入する際には、告知義務があります。

告知義務とは、過去や現在の傷病歴や服薬歴などの告知事項があり、これに該当すると加入を断られてしまいます。

この告知事項の中に、服薬歴で睡眠薬を服用していることを伝えなければいけないのですが、これによって告知審査に引っかかってしまい加入を断られてしまうのです。

睡眠薬の服用が自殺につながることもあるから

睡眠薬を大量に服用すると死に至ることもあり、これを使って自殺する人もいます。

そのため睡眠薬を服用していると自殺に繋がる可能性も考えられてしまい、加入を断られてしまいます。

もちろん睡眠薬を服用している人すべてが自殺に繋がるわけではなく一部の人ですが、自殺リスクのある薬を服用していることでリスクが他の人よりも高いと判断されていまいます。

自殺しても生命保険金は支払われる?ケースごとに徹底解説!

睡眠薬の服用経験があっても保険に加入する方法

睡眠薬を服用していると、不眠症が精神疾患と判断されること・自殺リスクのある薬だという理由から医療保険への加入を断られてしまうことがわかりました。

しかし睡眠薬の服用経験があっても他の病気になったときのことも考えて、医療保険に加入しておきたいという人もいるでしょう。

睡眠薬を服用していると医療保険への加入が難しいですが、絶対に無理だというわけではありません。

そこでここでは、睡眠薬の服用経験があっても医療保険に加入する方法を紹介します。

市販薬やサプリメントは保険への加入OK

医師が処方する睡眠薬ではなく、市販薬やサプリメントを服用している人もいます。

その場合は、通常の医療保険への加入が可能なことが多いようです。

その理由は、加入を断られてしまうのが医師の処方した薬となっているからです。

市販の睡眠薬の服用以外に、持病等がなければ問題なく通常の医療保険に加入できるでしょう。

完治証明を受けてから5年後の加入

直近で睡眠薬の服用歴があると、通常の医療保険への加入は難しくなってしまいます。

もし通常の医療保険への加入を考えているのであれば、完治証明を受けてから5年後に加入の申し込みをしてください。

最後の睡眠薬を処方されてから5年間服用していないことを証明できれば、通常の医療保険でも加入可能になることもあるため、高い保険料を払わなくても保障を得られます。

待てるのであれば完治から一定期間待ってから申込むようにしてみてください。

引受基準緩和型の保険への加入

睡眠薬を服用していても、どうしても今医療保険に入り安心したいという人は、引受基準緩和型の保険への加入を検討してください。

引受基準緩和型の保険は、告知事項を少なくし審査のハードルを下げているため、睡眠薬を服用していても加入を認められる可能性があります。

ただ絶対というわけでないこと、保険料が通常の医療保険よりも高く保障が薄くなってしまうデメリットがあるため、これを考慮して決める必要があります。

無選択型保険への加入

引受基準緩和型よりもさらにハードルが低く、誰でも加入できるのが無選択型の医療保険です。

無選択型は、告知が不必要で健康診断結果の提出もありません。そのため睡眠薬の服用歴があっても医療保険に加入はできます。

しかし引受基準緩和型よりも保険料は高くなり、保障の範囲も狭くなってしまうデメリットがあります。

本当に必要なのか、加入できるまで待つことはできないかをじっくり考えることが大切です。

医療保険で睡眠薬服用を隠しているとどうなる?

睡眠薬を服用していると、通常の医療保険への加入は難しいため「服用を隠して加入してしまえば良いのでは?」と考える人もいるかもしれません。

しかしこれは絶対にやめてください。

服用歴を隠して医療保険に加入してしまうと、告知義務違反となってしまいバレると大変なことになります。

ここでは告知義務違反をすると、どういうことになるのかを解説します。

告知義務違反と認定される

睡眠薬の服用を隠して医療保険に加入すると、告知義務違反と認定されてしまいます。

告知義務違反に認定されてしまうと、保険金請求をして保険金を降りたとしても返還を要求される・保険解約になってしまいます。

バレないと思っていても、保険金請求時にバレてしまうことが多く、履歴から遡って調べられてしまうため、リスクが非常に高いことです。

保険会社は履歴からさかのぼって調べられる

保険会社では告知内容に病歴や手術歴が含まれており、場合によっては5年以上さかのぼって調べることもあります。

そのため加入時に虚偽告知をしてしまうと、バレてしまうのです。

保険金請求時にバレるケースが多い

告知義務違反がバレるのは、保険金請求時と言われています。

保険金請求されると保険会社では、詳しく調査し加入時に虚偽の告知を行っていないかをチェックします。

そのため保険金を支払う前に告知義務違反がわかり、保険解約となってしまいます。

申請した保険金は降りない

告知義務違反がバレてしまうと、当たり前ですが申請した保険金は下りません。

それまで支払いに遅れがなくても告知義務違反で保険金が支払われないため、保険料も無駄になってしまいます。

無駄な保険料を支払うことは、契約者にとってもデメリットとなってしまうことからも告知義務違反は絶対にやめるべきといえます。

最悪保険を保険会社側から解約される

告知義務違反がバレてしまうと、保険金が支払われないだけではなく、最悪保険を解約されてしまうこともあります。

さらに保険金請求をして下りてしまっていると、返還請求されるだけでなく裁判など大事にもなります。

さらにその履歴は残ってしまうため、それ以降の保険加入も難しくなってしまいデメリットが大きいと言えます。

このような理由からも、絶対に告知義務違反はしないように注意してください。

睡眠薬以外にも罹患している疾患があるなら告知が必須

睡眠薬以外にも罹患している疾患があれば、必ず告知をしてください。

告知義務違反となるのは、睡眠薬服用だけでなく、告知事項に書かれているものに該当すれば全てです。

1つでも告知事項で虚偽告知してしまうと、告知義務違反を問われてしまい故意・過失でも変わりません。

病歴や服用歴など、漏れがないように告知することを忘れないでください。

事前にチェック!医療保険の一般的な告知内容

医療保険の告知事項についてさまざまな話をしましたが、実際の告知内容がどのようなものか知らないという人もいるでしょう。

そこでここでは、一般的な医療保険の告知内容を紹介します。

各項目の年数については、保険会社によってことなるため該当する年数に異常があれば、告知が必要となります。

またここで示した告知事項は一例に過ぎないので、保険会社によってこれ以外にも告知事項が増えることもあります。

現在通院・服薬しているか

現在通院・服薬しているかは、まず聞かれることです。

ここで現在治療中の病気があり通院・服薬していると、告知審査に引っかかってしまいます。

規定年数以内の病気やケガ

「過去5年以内に医師の診断で通院や投薬・手術が必要と診断されていないか」など、過去の病気やケガについても聞かれます。

ここの規定年数に関しては、保険会社によって異なり「過去5年以内」もあれば「過去2年以内」となっていることがあります。

健康診断等の検査結果

健康診断の結果で「要経過観察」「要再検査」「要精密検査」「要治療」などがないかも聞かれます。

健康診断の結果でこれに該当する結果があれば、ここで記載してください。

睡眠薬服用はしっかり告知して加入できるか申し込んでみよう

睡眠薬を服用していると医療保険に加入しづらくなってしまう理由や、加入するための方法を紹介しました。

睡眠薬服用を隠しての加入は大きな問題となってしまうため、しっかり告知したうえで加入結果を待ってください。

服用歴があると確かに通常の医療保険への加入は難しくなってしまいますが、加入する保険を引受基準緩和型や無選択型を選べば、保障を得られます。

しかし保険料が高く保障が狭くなるなどのデメリットもあるため、告知事項の規定年数を経過するのを待つことも検討が必要です。

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