頑張ってパートをしても、子どもの塾代や教育費用に消えてしまい頭を悩ませている主婦も多くいます。
少しでも支出を少なくてして、貯蓄に回したいと考える人にとって、塾代も大きなポイント一つとなります。
そこでこの記事では、パート代が塾で消えてしまうことに悩む主婦に向けて、対象を中心に解説します。
主婦のパート代が塾代で消えることは多い
パートとして働く主婦の中には、いくら働いても塾代に消えてしまうことに悩んでいる人もたくさんいます。
もちろん子どもが塾に通い、将来のために勉強に励むために必要なこととわかっていても、なんとなく頭の痛い問題と感じてしまうこともあるようです。
子どもの塾代は、年齢が上がるにつれてかさむ傾向にあるため、どんどんかかる費用が増えていってしまいます。
そのため主婦がパートとして働いた分は、塾代にすべて消えてしまうということも珍しくないのです。
子どもの年齢が上がるにつれて塾代もかさむ
子どもの教育費や塾代は、子どもの年齢が上がるにつれてかさむことが多くなります。
小学生の頃はそこまで負担がなくても、高校受験が近い中学生や大学受験の控える高校生になると、その費用は格段に上がります。
同じように働き続けていても年齢が上がるにつれて塾代が高くなるため、それまでのパート代では足りず、仕事を増やさなくてはいけない・正社員で働くことを検討する人もいます。
小学生の塾代
小学生の塾代は、高学年になり受験をするか・しないかによっても塾代が変わってきます。
有名私立中学校を受験する場合、月謝や夏期講習・冬期講習特別講座などを合計すると、年間90万円～120万円と言われています。
これは6年生なので、それ以下だともう少し安くなりますが、それでも40万円～70万円程度と言われています。
受験ではなく学習サポートのための塾では、学年問わず年間10万円～20万円程度となっています。
中学生の塾代
中学生の塾代は、授業を受ける科目数や授業形式によっても異なります。
また公立中学と私立中学のどちらに通っているかでも、かけている費用が違い公立のほうが高い傾向にあります。
これは高校受験を意識する公立の中学3年生の授業数が増えることが関係していると考えられます。
公立中学に通う1年生で年間平均11万円、2年生で16万円、3年生では25万円と1年生と3年生では、2倍以上の差があることがわかります。
高校生の塾代
高校生は、大学受験を目指すときに塾代がかかるようです。
普通科に通う生徒の中には、就職希望や短大・専門進学希望の人もいるため、小学校や中学校と比べると平均は下がります。
実際に大学受験を目指す人の平均塾代は、年間70万円程度とされています。
主婦は扶養範囲内での働き方が基本
主婦が働く場合、扶養内での働き方が基本となるため、103万円・130万円の壁と呼ばれる収入制限があります。
扶養に入っていることで恩恵を受けているため、それ以上の収入を得られないのが扶養内控除です。
これを理解しておくと、毎月108,334円を超えない働き方しかできないことがわかります。
先ほどの塾代の平均を見ても、扶養内で働くことが基本の主婦は、塾代でパート代が消えてしまうというのも納得です。
受講料以外の費用も追加でかかる
塾代と言っても、受講料以外にも交通費や食事代なども追加でかかります。
受講料だけを見て何とかなると思っても、それ以外の部分で費用がかかってしまい、気づいたらパート代が消えてしまうこともあります。
塾に通うための費用をトータル的に考える必要があります。
子どもの人数が多いとさらに倍でかかる
子どもが一人よりも多くいる家庭のほうが、当たり前ですが塾代はかさみます。
特に高校受験と大学受験か同時期になってしまうと、2人分の塾代がかかってしまいます。
年齢差や人数によってその時にかかる費用が変わり、子どもの人数が増えるほど負担が大きくなっていくことも頭に入れておくべきことです。
パート代が塾代で消えるのに悩む主婦向けの対処法
主婦が一生懸命パートをしても、塾代で消えてしまい全然貯蓄に回せないと、悩んでいる人がたくさんいることがわかりました。
その理由は、子どもの年齢や人数・扶養内で働いていることなどとなっています。
しかし少し普段の生活費の見直し・工夫することで、塾代負担の悩みから解決できることもあります。
ここで対処法を学び、出来ることから取り入れてみてください。
普段の生活費を見直してみる
塾の受講料を節約するのは不可能なので、それ以外の生活費の見直しをおすすめします。
生活の見直しをすることで、塾代に消えていたパート代を少しでも貯蓄に回せるようになります。
普段の生活費を少し節約することを意識することは最初大変ですが、慣れてしまえば貯蓄の楽しさを見出させ働き楽しさも出てくるでしょう。
ここでは生活費含まれる3つの項目の見直し方法について解説します。
食費
食費の見直し方法は、毎月の買い物代や外食をチェックすることから始めます。
節約するためには、少しでも安いスーパーを探すこと、まとめ買いをすること、予算を決めるようにするのがおすすめです。
また外食が多い場合には、なるべく減らすように心がけると大きな節約に繋がります。
月の日用品費を節約する方法7選！日々の生活費を軽減するポイントも解説！
光熱費
光熱費の節約は、エアコンの設定温度を適切にする・節水を心がける・お湯の設定温度を低めにするなどの方法があります。
ただ光熱費の節約をしすぎると、体調を崩してしまうこともあるため、やりすぎには中が必要です。
保険料
保険料の見直しをすると、大きな節約に繋がります。
保険料は毎月かかる同じ金額がかかるため、これが下げられれば生活費が大きく変わり、その分を貯蓄に回せます。
保険の見直しは、初心者には難しいため保険相談窓口を利用して、保険料を下げる相談するのがおすすめです。
派遣として働いて扶養から外れる
パートで塾代が消えてしまうことに悩んでいる場合には、パートよりも時給の良い派遣として働き不要から外れることも検討してください。
パートで扶養内だと稼げる収入に限界があるため、塾代に消えてしまいます。
しかし派遣は、パートよりも時給が良くなっているので週5日働き完全に扶養を外れても手元に残るお金はパートよりも増えます。
子どもの年齢が上がれば、パートにこだわらず派遣で働き塾代を稼ぐこともおすすめです。
子どもの塾の受講回数を減らす
子どもの塾代がどう節約しても家計を圧迫して困っている場合には、塾の受講回数を減らすことも考えてください。
無理してもいつか限界が来てしまい、大切な時期に塾をやめなくてはいけなくなってしまう可能性もあります。
無理なく通える範囲に受講回数や科目を減らし、余裕ができたときや受験の前だけなどに少し増やすようにするのと、通いやすくなるでしょう。
塾を変えてみる
現在通っている塾よりも安い塾があれば、そちらに思い切って変えることも必要です。
塾の費用は授業スタイルによっても料金が異なるため、個人指導を選んでいる場合は集団指導の塾に切り替えると、授業料が大きく変わります。
このようなことも知り、塾代を減らすことも検討してください。
オンライン学習サービスを活用する
塾に通う方法だけが勉強ではなく、最近ではオンライン家庭教師などオンライン学習サービスを活用するのもおすすめです。
オンライン家庭教師は塾に通うよりも安い月謝で個人授業を受けられるだけでなく、外出する必要もないため勉強に使える時間が増えるメリットもあります。
またオンラインでいつでも授業を見て勉強できるアプリなどもあるため、そちらを利用すると塾に通うよりも安い金額で勉強のサポートを得られます。
塾代に困る主婦がやってはいけないNG行為
塾代に困っている主婦は多く、生活費の節約などに一生懸命取り組んでいます。
しかし塾代に困っていても、やってはいけないNG行為というものがあります。
これから紹介するNG行為をしてしまうと、家族の間に溝ができてしまう可能性があります。
全体にやってはいけない行動を知り、しないように注意しましょう。
家族に節約を強いる
生活費の節約をするためには、家族の協力が必要不可欠です。
ただ食費節約のために極端な食生活にする、暑い・寒いなどでもエアコンを付けないなど、無理な節約を行ってしまうと家族関係に溝ができるだけでなく、体調を崩してしまう可能性もあります。
できる範囲で楽しく節約し、決して無理強いしないように心がけてください。
貯金を使い込む
パートナーに内緒で貯金を使い込むのもNG行為です。
生活費が足りない・塾代が足りないからと、勝手に貯金の使いこんでしまっていることがバレてしまうと、夫婦関係の信頼関係が大きく崩れてしまいます。
どうしても足りなくて貯金から出したいときは、パートナーや配偶者に相談することを徹底してください。
学資保険に手を出す
貯金同様に、配偶者やパートナーに内緒で学資保険に手を出すのもNGです。
また子どものために貯めている学資保険だから、塾代支払いに使ってもよいと思う人もいるかもしれません。
しかし学資保険にもよりますが、満期前に解約してしまうと元本割れを起こしてしまい損することになります。
そのため学資保険に手を出すこともNG行為と言えます。
家計のやりくりをしてパート代でもやりくりしよう
主婦のパート代が塾代に消えてしまうという悩みに対する対処法を紹介しました。
塾代の捻出に悩んでいる人は、家計のやりくりをして費用を確保するか収入を増やすかの選択をする必要があります。
まずは、家計の見直しをしてパート代でどうにかできるようにしてみるのがおすすめです。
