子どもの妊娠がわかり将来好きな進路を選ばせてあげるために、教育費用の用意を検討している皆さんの中には、学資保険への加入を検討している人もいるでしょう。
テレビCMでも話題を集めている明治安田生命では、「つみたて学資」という学資保険が注目を集めています。
しかし学資保険と言っても、保険会社によって保障内容は違うものです。
今回は明治安田生命の「つみたて学資」の口コミ・評判・商品の特徴から、加入するメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。
学資保険への加入を検討している親五山必見の内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」って何?概要を紹介
明治安田生命で発売されている「つみたて学資」は、大学進学後4年間に祝い金と満期金を受け取れる学資保険です。
最近では高校卒業後に大学に進学する子供が2人に1人と言われているほど、大学進学は欠かせないものになっています。
大学進学後には年間100万円近くの学費がかかるもこともありますので、つみたて学資に加入することで毎年学費の足しになります。
明治安田生命のつみたて学資の保障内容は、以下にてまとめましたので、参考にしてみてください。
契約可能年齢 | 子ども:0(出生前140日)~6歳 親:18~45歳 ※子どもが2歳以上の場合、親の契約年齢上限は40歳 |
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保険料払込期間 | 10歳・15歳・前期全納払 |
払込免除特約 | 死亡または所定の身体障害表の第1級・第2級の障害状態に該当したとき |
祝い金・保険金受取回数 | 4回 |
生命保険料控除の対象可否 | 可 |
配当金の有無 | 無し |
教育資金・満期保険金の据え置き | 満期日から5年が限度 |
子どもの死亡時給付金 | 月掛保険料相当額×経過年数 |
保険料支払い方法 | 口座振替 |
明治安田生命つみたて学資に加入する5つのメリット
明治安田生命のつみたて学資に加入するメリットは、以下の5つです。
- 保険料の一括払いで返戻率を最大109%まで上げられる
- 保険料払込期間を10歳と15歳で選択可能
- 受取総額が高いと高額割引が適用される
- 大学進学前に教育資金が支給される
- 育児関連の相談サービスも利用可能
以下で詳しく解説していきます。
保険料の一括払いで返戻率を最大109%まで上げられる
つみたて学資に加入する最大のメリットは、保険料の一括払いで返戻率を最大で109%まで引き上げられるところにあります。
学資保険料を月々支払うのではなく、加入時にまとめてすべて振り込むことで、保険会社の保険料運用期間が確保されるためです。
加入する年齢によっても返戻率の上限は変わるものの、通常加入するよりも返戻率をあげられます。
ただし保険料総額は270万円近くなることもありますので、一括で上記の金額を用意できるかがネックになりますので、ご家庭でよく話合いましょう。
保険料払込期間を10歳と15歳で選択可能
保険料払込期間を、10歳と15歳で選択できるところも、つみたて学資のメリットです。
学資保険の保険料支払いに国から毎年支給される、児童手当を利用する家庭も多いです。
高校入学後は子供の塾費用もありますので、学資保険の保険料払込が難しくなる可能性もあります。
まだ比較的子どもにお金がかからない時期に、保険料の払込期間を設定できるので、家計にやさしいといえます。
ただし月払いに保険料支払いを設定すると、他の学資保険のほうが返戻率が高くなることもあるので、注意が必要です。
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受取総額が高いと高額割引が適用される
つみたて学資では、契約した保険金の受取総額が高いと高額割引制度が適用されます。
学資保険の基準保険金額が70万円を超えた場合に適用されます。
高額な保険金の契約を検討されている方にとっては、お得に子供の教育資金を貯められます。
大学進学前に教育資金が支給される
つみたて学資では、子どもの誕生日が10月2日以降の場合でも教育資金の支給が受けられます。
学資保険の契約でよくあるミスが、大学の入学金を考慮せずに契約し、入学金納付の直前になって足りなくなってしまうことです。
通常学資保険の教育資金受け取りは、満18歳の10月1日からと決められています。
しかしAO入試や推薦入試などで、学生によっては10月を待たずに進路が決まってしまうこともあります。
学費の納入が期日までに確認されないと、合格が取り消しになりますので、せっかくの子供の合格をフイにしてしまうことも。
将来どんな方式で子供が受験しようとも、いつでも入学金が用意できますので、入学金関係でトラブりたくない人は加入するメリットがあります。
育児関連の相談サービスも利用可能
つみたて学資では、ティーベック株式会社と提携して、加入者専用の24時間の妊娠育児相談サービスを提供しています。
看護師や保健師などのプロが、24時間在駐しているので、夜間に子供に何かあっても相談できる体制が整っています。
契約者であれば完全無料で利用可能です。
明治安田生命つみたて学資に加入する3つのデメリット
明治安田生命のつみたて学資に加入するデメリットは、以下の通りです。
- 契約可能年数が低い
- 特約がつけられない
- 小中高での祝い金制度がない
以下で詳しく解説していきます。
契約可能年齢が低い
つみたて学資の契約可能年齢は、子どもが0歳~6歳、契約者が18歳~45歳と、年齢幅が狭く設定されています。
最近は晩婚化が進んでいますから、初めて子供を妊娠するのが30代後半や40代になる家庭もあります。
しかし契約者の年齢制限が45歳と上限が厳しく設定されているので、契約者年齢によっては加入できません。
また子どもの年齢が満2歳以上の場合は、契約者の年齢制限が40歳までになります。
つみたて学資を利用して孫の教育資金のために取っておけないので、祖父母の方の契約にも向いていません。
特約がつけられない
つみたて学資には子どもへの医療保障など、特約がつけられません。;
通常の学資保険であれば、子どもの医療保険代わりになる特約が付加できますが、返戻率を高めることが目的の保険なので特約の付加が認められていないんです。
学資保険を活用して子どものケガや病気のリスクに備えておきたいなら、他の学資保険への加入を検討してみてください。
小中高での祝い金制度がない
つみたて学資では、小中高での祝い金制度が設けられていません。
子どもの進学費用は大学進学だけではなく、小学校入学、中学校入学など各進学のタイミングで必要になります。
ランドセルの購入費用や制服代、高校になると教科書は全額自己負担で購入するので、さらに費用がかさみます。
また受験に向けての塾代なども年々増えていきますので、祝い金制度がないと節々で生活が苦しくなる家庭もあるのです。
進学のタイミングで保険金を受け取りたい方は、他の学資保険に加入することをおすすめします。
明治安田生命つみたて学資の口コミ・評判
以下では明治安田生命のつみたて学資の口コミ・評判を紹介しています。
次男の学費は学資保険じゃなくて、ジュニアNISAと現金で貯めよと思ってたけど、明治安田生命のつみたて学資だったらいつ解約しても元本元割れしないから、現金の部分を学資保険で持っておけばいいのではと悩んできた〜!
— まり®4y&7m兄弟 (@jagamoco) February 24, 2021
メリットとしては、私が死んでも満額保障されることと、私の契約上では、支払い3年目くらいから、元本割れしないことです?(※もし検討される場合はご自身でご確認ください。)
— よしぴよ@ゆる〜く米国株投資?? (@yoshipiyo55) January 20, 2021
【育児】
学資保険解約した〜?
明治安田生命のつみたて学資。
4年間大変お世話になりました!元本そのまま返ってきたのはありがたい✨(どこまでの約束か怪しいけど最初からそういうことで入ってた)
解約したけど、良心的だった?
無理な勧誘や引き留めもなかった☺️— みぴた?@2歳差育児保育士ブロガー (@kyoto203buyan) January 28, 2021
明治安田生命つみたて学資だとたしか返戻率そこそこ高かった気がします✨
あとは担当の対応次第とかで決めたりしてました?✨— ちょこぼーる?(向井) (@chocoball_kun) July 16, 2019
「つみたて学資」への加入がおすすめ・おすすめできない人の特徴
以下ではメリット・デメリットを踏まえて、つみたて学資への加入がおすすめできる人・できない人の特徴を紹介していきます。
「つみたて学資」への加入がおすすめな人の特徴
つみたて学資への加入がおすすめな人の特徴は、以下の通りです。
- とにかく返戻率の高い学資保険へ加入したい人
- 一括払いができるだけの余力がある人
- 子どもにお金がかかる前に保険料の払い込みを終えたい人
- 大学進学時の授業料に備えたい人
つみたて学資の一番のメリットは、保険料の払い込みを一括で全期前納払いに指定することで、返戻率をあげられる点にあります。
そのため返戻率の高い学資保険に加入したい人向けであるといえます。
また各進学タイミングでの祝い金支払いがないので、大学進学後のみに学資保険の保険金を活用したい人にも向いているといえます。
「つみたて学資」への加入がおすすめできない人の特徴
つみたて学資への加入がおすすめできない人の特徴は、以下の通りです。
- とにかく保険料の安い学資保険に加入したい
- 高額な保険金はいらない
- 小中高の進学タイミングで祝い金を受け取りたい
- 保険料を一括納入できるだけの余力がない
- 満期を18歳に設定しておきたい人
つみたて学資は貯蓄性が高い分、月々の保険料が他社に比べて高くなります。
家計のことを考えてとにかく安い学資保険に加入したい方や、高額な保険金はいらないと考えている方は、学資保険へかにゅうする必要性は薄いといえるでしょう。
またつみたて学資は満期が最高でも15歳と、他社の商品に比べて保険料払込期間が短く設定されています。
短期間での保険料支払いを避けたい方も、他社の保険料払込期間の長い学資保険へ加入することを検討してみてください。
「つみたて学資」に加入するなら明治安田生命と連絡を取る必要アリ
つみたて学資に加入する流れは、以下の通りです。
- 明治安田生命に資料請求をする
- 資料を基にどんな保険に加入するかをイメージする
- 保険営業の担当者に相談する
- 加入手続き
つみたて学資に加入するなら、明治安田生命に連絡して資料を受け取る必要があります。
資料を確認後に、担当者に連絡して加入の手続きを進めていきます。
保険営業の担当者に相談して、保障内容を確認した上で加入手続きを進めていきましょう。
学資保険への加入に迷っているなら保険相談窓口で相談するのもあり
つみ立て学資だけではなく、他の学資保険への加入も迷っているなら、保険相談窓口で相談してみるのも一つの手です。
学資保険は加入時の子供や契約者の年齢によって、保険料や返戻率が左右される保険です。
計画的に加入しないと、保険金が足りない、途中で保険料支払いができずに保険を解約するなんて家庭もあるくらいです。
保険相談窓口では、保険知識豊富なアドバイザーがみなさんの収入状況や今後の計画をもとに、ライフプランを作成して必要な保障が何かを計算してくれます。
複数の保険会社の中から適切な保険を提案してくれることもあるので、気になる方はぜひ利用してみてください。
目的に合わせてつみたて学資に加入するかを検討しよう
いかがでしたか?
明治安田生命のつみたて学資は、名前の通り貯蓄性が高く返戻率も高い保険として知られています。
高い返戻率の学資保険へ加入したいなら、加入を検討してみても良いでしょう。
また、加入に不安がある方は一度資料を取り寄せてみて、ご家庭で話し合ったり必要に応じて保険相談窓口の利用も検討してみてくださいね。