社会情勢によって食品の値上げラッシュが続いています。
一つひとつの値上がりは少なくても、それが多くなると家計に大きな影響を与えてしまいます。
しかし節約しながらも家族には栄養のある食事を提供したいと思いますよね。
そこでこの記事では、食品の値上げから家計を守る対策やテクニックを紹介します。
情勢により食品の値上げが相次いでいる
気候変動や悪天候により収穫量の減少・輸入作物の高騰・新型コロナ・円安・原油資源高など、さまざまな要因によって食品の値上げラッシュが続いています。
いろいろな食品で値上げをして、今後も値上げを予定しているものがたくさんあります。
今後も小麦や食用油の値上がりは続くため、これを原料としている食品も値上がり続けるでしょう。
また直接的な値上がりはなくても、内容量を減らすなどステルス値上げも増えています。
食品の値上げから家計を守る対策法
今後も食品の値上がりが続くことが予想されており、一つひとつの値段がそこまででもいろんなものが値上がりすると、結果的に大きな出費に繋がります。
少しでも節約して出費を減らしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
主食はお米にする
主食はなるべくお米にするほうが節約になります。
お米は価格が安定しており腹持ちも良いため、主食にすることでメインに向いています。
またハウス栽培生産のものよりも少ないエネルギーで生産できる食材のため、エコな食材だというのも嬉しいポイントです。
使いまわせる食材を主力にする
その料理にしか使えない食材よりも、さまざまな料理に使いまわせる食材を主力にすると、節約に繋がります。
節約にはあらかじめ献立を立ててから買い物に行くのが良いですが、なかなかハードルの高いことです。
そんなときにある程度の献立を立てて、使いまわしのきく食材にすることで、あとからでも応用でき食材を無駄にすることがなくなり、節約になるのです。
野菜は冷凍食品を活用する
生の野菜を買うよりも冷凍食品で購入するほうが節約になる食材もあります。
冷凍食品の野菜は、旬のときに収穫して、そのまま冷凍しているため栄養価が高いまま長期間保存ができるメリットがあります。
そのため安くなっているときにまとめて購入し、少しずつ使っていくと、長期間保存で無駄にならずに使い切れ節約になるのです。
肉は冷凍を購入して使うときに解凍する
最近は肉を冷凍したものも売られています。
このような冷凍肉を購入し、使うときに使う分だけ解凍して使うようにすると節約になります。
生の肉は消費期限も短く、使い切れないと無駄にしてしまうこともあり、もったいない思いをした人もいるでしょう。
そこで冷凍ひき肉などを購入し、使う分をだけを解凍するようにすれば、無駄にすることなく最後まで美味しく使いきれるのです。
一から作らずに出来合いのものも購入する
基本は手作りが一番の節約ですが、すべてを一から手作りにしてしまうと、それにしか使わない食材・調味料もあり無駄になってしまうこともあります。
そのため手作りにこだわりすぎないで、出来合いのものを上手く使うことも節約の一つです。
飲料は自宅でボトルで作ってみる
外出のたびにペットボトル飲料など、飲み物を購入する人もいますが、これは意外と大きな出費となり節約とかけ離れてしまいます。
節約するのであれば自宅でお茶などを作り、外出時に水筒やタンブラーに入れて持ち歩くのが節約になります。
1日2本のペットボトルを飲むとすると、1日300円かかり仕事をしている人だと、それが20日間あり300円×20日=6000円となります。
これを水筒にするだけで、6000円の節約となり大きな節約と言えるでしょう。
麺類は乾麺を活用する
子どもがいる家庭だと、昼食を麺類にする機会も増えます。
そんなときに生麵ではなく乾麺を選択するほうが、節約になります。
生麺の賞味期限は1週間程度ですが、乾麺は長期保存でき無駄にすることがあまりありません。
また生麺よりも容量が値段も安いことから、節約を実感しやすいのです。
乾麺を生麵の食感にする裏技等もネットで紹介されているので、そちらを参考にすると子どももおいしく食べられておすすめです。
作り置きを心がける
最近は作り置きレシピに関する料理本などもたくさん発売されています。
このようなレシピ本を参考にして、保存のきく作り置きを心がけるのも節約の一つです。
仕事や育児をしていると、疲れからつい外食に頼りたくなる時もたくさんあります。
しかし外食も先の理由だけでなく、人件費などの負担から値上がりが続いています。
そのため外食が多いと出費が増えてしまいます。
疲れてしまっても温めるだけなど作り置きをまとめて作っておき、疲れても最低限の調理だけで済むようにしておくと外食に頼らず自炊で節約を目指せるのです。
激安スーパーを利用する
最近は激安スーパーの特集を組むテレビ番組も増えています。
このような激安スーパーは、容量も多く値段も安くなっているため、節約には最適なスーパーです。
冷凍食品等も売られているので、まとめて購入し長期保存しておくと、食材を無駄にすることなく使いきれ節約になります。
値崩れしない食材を主力にする
値崩れを起こしにくいお米をはじめ、もやしやにんじん・キノコ類などの食材を主力にするのも、節約の一つです。
価格変動の大きい食材を使っていると、値上がりしたときに大きな打撃をうけてしまいます。
一方で値崩れしない食材を主力にしておけば、大きな影響を受けることが少なくなります。
元から値崩れしにくい食材を使って食卓を彩るようにしておくと良いでしょう。
小麦粉等は安いタイミングでまとめ買い
小麦粉は価格が高騰している食品の一つで、今後も価格高騰することが予想されています。
そのため、少しでも安いときに小麦粉をまとめ買いしておくと節約になります。
小麦粉は消費期限が長いだけでなく、さまざまな料理に活用でき購入しておくと使い勝手の良い商品です。
今後も値上がりするのがわかっているので、安いタイミングで購入して保存しておきましょう。
ロスしやすい食材は出来るだけ購入しない
消費期限が早いもの、使いまわしのききにくいなど、ロスになりやすい食材はできるだけ購入しないようにしてください。
ロスが多くなるとそれだけ節約から離れてしまいます。
なるべく使いまわしできる食材や消費期限が長い食材を使い、使いきれる分だけを購入するようにすると結果的に新しい食材を購入する必要がなく、結果的に節約に繋がるのです。
お徳用調味料は使いきれる分だけ買う
最近は普通のスーパーにもお徳用調味料が売られています。
このような商品は、単価にすると安いですがとにかく容量が多いため、使い切れず消費期限を迎えてしまうと無駄になってしまいます。
安いからとってまとめて購入してしまうと、結局多すぎて使えず捨ててしまうこともあります。
そうならないように使い切れる分だけを購入し、無駄をなくして節約を目指してください。
豚肉や鶏肉を活用する
牛肉よりも豚肉や鶏肉を活用するのも節約の一つです。
牛肉よりも豚肉や鶏肉のほうが安く、特に豚こま切れや鶏むね肉を使ったレシピを活用するのがおすすめです。
もちろん安いときに牛肉を作るのはよいですが、普段は安い肉を使うようにすると節約に繋がります。
またお肉も安いときに購入して、小分けにして冷凍しておき使うときに解凍して使うとより節約に繋がりおすすめです。
外食はできるだけ避ける
先ほども少しお話しましたが、外食も気候変動や悪天候・原油高騰・円安などの影響により、食品値上がりラッシュが続いています。
これに加えて人件費の上昇により、外食産業も値上がりが続いています。
たまの外食は気分転換にもなりますが、その回数が増えてしまうと出費がかさみます。
そのため出来るだけ外食する機会を減らし、自炊して家で食事を楽しむようにするだけでも節約になります。
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食品の値上げで家計を守る時のテクニック
食品の根上があっても少しでも節約して、家計への影響を抑えるために出来る対策法を紹介しました。
少しだけ買うものを変えてみる、冷凍を活用するなどの少しの工夫をするだけでも、値上がりに対応できます。
さらに食品の値上げで家計を守るためのときのテクニックを知っておけば、より節約しやすくなります。
そこでここではそのテクニックを紹介します。
食材を購入するなら献立を決めてから買いに行く
食材を買いにスーパーへ行くときは、出来るだけ1週間など献立を立てて買うものを決めてから買い物に行くようにしましょう。
献立を決めずに買い物へ行ってしまうと、余計なものまでつい購入してしまうこともあり無駄使いしてしまいます。
少々面倒ですが、一週間分の献立を立てて無駄なものを買わないようにするのも節約には必要です。
朝食のメニューは定番化しておく
朝食のメニューを定番化してある程度購入するものを決めておくのも節約の一つです。
朝は卵料理・ご飯・味噌汁などと決めとくと、お金の節約だけでなくメニューや買い物にも困らず時間の節約にも繋がります。
夕食ではなかなか難しいですが、朝食を定番化して時間もお金も節約するようにしましょう。
複数のスーパーをはしごしない
安いからといって複数のスーパーをはしごする人もがいますが、これは節約になりません。
なぜかというと、複数のスーパーへ行くために交通費がかかってしまうことが考えられるからです。
またポイントなどの制度があれば、1つのスーパーで買い物してポイント貯めておくほうがお得にもなります。
このことからも複数のスーパーではなく、決まったスーパーで買い物するのがおすすめなのです。
野菜ミックスを活用したレシピも使う
冷凍商品として売られている、野菜冷凍ミックスを活用したレシピを使うのも節約の一つです。
野菜ミックスを使えば、簡単に調理ができるだけでなく栄養も取れます。
生野菜は価格が高騰しているため、少しでもたくさんの野菜を取れるように冷凍野菜ミックスなどを活用して調理すると節約になります。
食材管理を徹底する
節約をするためには、食材管理を徹底して無駄を省くようにしてください。
浪費してしまう人の多くが、食材管理ができておらず食材を無駄にしてしまっています。
どれがどのくらい残っているのか、調味料を含めて管理して無駄買いを防ぐようにしましょう。
食品の値上げでも家計を守るためにこまめに節約していこう
さまざまな社会情勢の影響によって、今後も食品の値上がりが予想されます。
一般家庭では食材の値上がりは頭を抱える問題で、家計への影響を少なくしなくては負担が増えてしまいます。
いきなり一変に大きな節約は難しいですが、冷凍を活用する・買うものを変えてみるなど出来ることから少しずつこまめに節約して負担軽減してみてください。