精神科通院歴は会社にバレる?健康保険証の仕組みや可能性を解説

【PR】保険のはてなの掲載広告について
保険のはてなは、企業とアフィリエイトプログラムを提携しております。 そのため当サイト経由で登録・利用があった場合、掲載企業からアフィリエイト報酬を受け取っております。 収益に関しましてはサイトのコンテンツ向上に使用し、より正確な情報提供を行ってまいります。

「気分が晴れないし、精神科に通って楽になりたい」と考えているそこのあなた。

精神科を受診するのは周囲の目や気分的な問題もあり、ハードルが高いですよね。

その中でも特に気がかりになるのが、会社に精神科に通っていることがバレないかではないでしょうか?

皆さんが医療機関で使用する健康保険証は、会社側で管理しているので、「万が一社員の病歴を会社が調べてバレたら職場にいづらくなる…」と不安になりますよね。

結論から言うと、自分から周りに言いふらさなければ会社に精神科の通院歴がバレることはほぼありません。

しかし健康保険証がどんな仕組みで運営されて、企業側が調査しない理由を知っておかないと、安心できませんよね。

今回は精神科の通院歴が会社にバレたくない人向けに、会社に通院歴がバレない可能性が高い理由を、徹底的に解説していきます。

精神科通院総患者数は年々増加!400万人を超える

厚生労働省が平成29年に行った調査によれば、精神科の通院総患者数は年々増加し、全国で400万人を超える人が、闘病を続けています。

(参考:厚生労働省みんなのメンタルヘルス精神疾患のデータ

精神科に通院する病目としては、うつ病のほかにも認知症や統合失調症やストレス関連障害も含まれます。

認知症患者が大多数を占めていると思われますが、実際はうつ病を含む気分障害やストレス性障害の患者数が増加傾向にあります。

これまでは精神疾患=心が弱いからと認識されてきましたが、今や精神科に通院することは一般的になってきました。

健康保険証を使うと会社に精神科通院歴はばれる?

精神科は健康保険の適用対象なので3割自己負担で通院できるため、健康保険証を使って受診したいですよね。

しかし気になるのが、会社出加入している健康保険証で通院をしたら、会社に通院歴の通知が行くのではないかでしょう。

冒頭でも紹介した通り、精神科に通院していることを健康保険証を通じて会社が把握することは、基本的にはありません。

詳細な理由は、以下で解説していきます。

通院歴を自発的に会社が調べることはない

基本的に通院歴を会社が自発的に調べようとすることはありません。

企業としても、問題のある行動が見られない限り通院歴を自発的に調べようとすることは、手間もかかりますから行いません。

会社の労務は一人一人を調査しているほど時間はありませんから、手の込んだ調査を実施する可能性は限りなく低いといえます。

医療費通知は基本個別に封をされているので確認もされない

健康保険証を使った場合に、会社に通院歴がばれるといわれる理由の発端は、会社に届く医療費通知から情報が洩れるところにあります。

年に2回、健康組合から期間内にどの程度医療費を使ったかの明細が送られてきます。

通知にはどこの医療機関でいくら使ったかが記載されているので、内容を見れば大方何が原因で通院したのかがわかってしまいます。

しかし会社に届く医療費通知は、個別に封をされており、会社側が無断で開けることは認められていません。

万が一退職者の通知が届いたとしても、返送するように会社に通達がされています。

社員の個人情報でも会社側が尊重することが求められているので、勝手に開けられて通院歴がバレる心配もありません。

医療費の不正がある場合は調査される可能性もある

会社側が無断で皆さんの通院歴を調べることはありませんが、何らかの医療費の不正が認められる場合には、通院歴等の調査にメスが入ることもあります。

不正に関する調査は厳密に行われますが、正当に健康保険証を利用していれば、問題はありません。

会社独自の健康保険組合があると調査される可能性もある

基本健康保険組合は、協会けんぽや組合健保に加入している企業が多いですが、会社独自の健康保険組合を設立していることもあります。

会社独自の健康保険組合を持っているところでは、保険の調査を自社で行えることもあります。

大手企業に勤めている方は、〇〇(社名)健康保険組合と名前がついていますので、判別しやすいでしょう。

ただし大手企業であればあるほど、精神的な疾患に対する対応もしっかりしています。

また精神的疾患を原因に処分や解雇を行うこともありませんので、安心してください。

注意!会社で団体扱い保険加入義務があるとバレる可能性

企業の中には、会社内で団体扱いの保険へ加入義務を付けていることもあります。

団体扱い保険とは、企業が保険会社と提携して、社員向けにパッケージ化された保険のことを指します。

企業によっては団体扱いの保険への加入を義務付けているところもあります。

しかし団体扱いの保険は、通常の生命保険と同様に加入時の告知義務が設けられています。

加入時の告知義務は、精神的な疾患を告知しなければならず、基本的に保険への加入が認められません。

団体扱いの保険に加入できないとなると、会社側に加入不可の通知が行く可能性もあります。

うつ病は生命保険に入れない?理由とばれた時のリスクを徹底解説

生命保険は睡眠薬を飲んでると加入を断られる?加入できる保険は?

会社で精神科に通院していることがバレないための方法

原則として健康保険証を使っても、精神科への通院歴が会社にバレる可能性は、限りなく低いといえます。

しかしその他の場で気を付けておかないと、精神科に通院していることが周囲にバレてしまう可能性があります。

下記でバレないための方法を解説していきます。

土曜日に受診する

精神科に通院するときは、土曜日に予約を取ると会社の人にバレるリスクを軽減できます。

通院するために平日午前休を取っていると、周囲に怪しまれてしまう可能性があります。

精神科はふらっと行って受診はできず、事前予約が必要になります。

土曜日は他の患者さんも集中する傾向にあるので、はやめに予約をしておくことをおすすめします。

会社で通院していることをにおわせない

会社で同僚や先輩と話す時に、精神科に通院していることをにおわせるような発言はやめましょう。

精神的に不安定な状況をにおわせると、周囲が感づいて噂が流れてしまいます。

またTwitterやfacebookに通院していることがわかるような内容を記載してしまうと、周囲から「もしかして?」と勘繰られてしまう可能性もあります。

会社で噂が流れてしまうと、収束までに時間がかかってしまいますので、注意が必要です。

協会けんぽの場合はID・パスワードは厳重に保管

協会けんぽの場合は、インターネットから医療費明細が見れるサービスを提供しています。

ネット上からIDとパスワードを発行できるのですが、会社のPC等のパスワードを保管していると、誰かに盗み見られてしまう可能性があります。

ID・パスワードを厳重に保管して、情報漏洩しないように管理しておきましょう。

どうしてもバレたくないなら自由診療の道もある

精神科への通院がバレるリスクを避けたいなら、自由診療を選ぶ道もあります。

治療に健康保険証を使わずに、全額自己負担で支払えば会社に履歴が行くこともありません。

精神科の担当医に伝えれば、保険適用外治療に切り替えてくれますので、治療開始時に忘れずに申告しておきましょう。

原則精神科通院歴は会社にばれないので早めに受診しよう

いかがでしたか?

精神科の通院歴は原則、会社にバレることはありませんので、安心してください。

周囲にバレることを気にして、通院開始を遅らせると、さらに病状が悪化する可能性があります。

早めに通院を開始して、不安な状況を緩和していきましょう。

当サイトがおすすめする保険相談窓口3選