生命保険をクーリングオフするときの注意点と条件を解説!

生命保険についての話を聞いているうちに、流れで保険に加入することになってしまい、後悔してはいませんか?

「自分は加入する意思がなかったのに…」と泣き寝入りして損をすることを防ぐために、日本では「クーリングオフ制度」が利用できます。

契約する意思がなかったのにも関わらず、契約を強制されてしまった場合に使える制度ですが、生命保険でも利用できるんです。

ですが生命保険を契約する意思といってもイメージがつかない方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、生命保険をクーリングオフするときの条件や注意点を徹底的に解説していきます。

クーリングオフ制度では契約撤回が可能

そもそもクーリングオフ制度とはどんな制度なのか、わからない方もいますよね。

購買行動などの相談を受け付ける独立行政法人国民生活センターでは、クーリングオフを以下の様に定義づけています。

クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。

独立行政法人国民生活センター「クーリング・オフ」

つまり契約が成立した後でも、違約金など関係なしに契約をなかったことにできる制度です。

住宅街を回って家に上がり込んで生命保険を販売する悪質な外交員や、加入する意思がないのにもかかわらず誘導して保険に加入させるような「加入の意思を無視して行われた契約」にのみ適用されます。

クーリングオフを請求して認められると、契約がなかったことになる他、支払った保険料が戻ってきます。

クーリングオフは期間内なら郵送で対応してもらえる

生命保険でクーリングオフ制度を利用するには、各保険会社所定の期間内に申請書を郵送で送付する必要があります。

特商法では契約成立後8日間であれば請求が可能とされていますが、保険会社によってはそれよりも長い期間受け付けてくれる場合があります。

もしもクーリングオフ制度を利用したいのであれば、まずは加入している保険の約款や注意事項に記載されているクーリングオフの対応期間を確認しておきましょう。

書面で郵送するときには期限までに相手側に届いている必要はなく、消印日が期間内に収まっていれば受理してもらえます。

また契約成立後に手元にクーリングオフに関する書類がない場合は、クーリングオフの書面が交付された日から期限のカウントがスタートしますので、安心して下さい。

注意!クーリングオフが適用されないケースもある

クーリングオフは不当な契約を撤回できますので、消費者の目線に立った非常にありがたい制度です。

しかし以下の契約した状況が以下に当てはまるときには、クーリングオフが認められないことがあります。

  • 法人として経営していくために保険に加入した
  • 短期(1年以内)の保険に加入した
  • 加入する意思が認められる状況での契約
  • 契約が義務付けられている場合

つまり契約することで契約者が著しく損害を被る場合にのみ、適用されるということです。

法人として経営していくために加入したのであれば、契約したことで損害は生じません。

また、短期加入の保険であれば保険料が高額になることもなく、実質的損害は少ないでしょう。

あくまで立場的に弱い契約した側に不利益を予防するために利用できる制度ですので、むやみやたらに申請してみても却下されてしまいます。

家で契約した保険でもクーリングオフできるの?

生命保険に加入した人の中には、自宅に保険外交員や保険相談員が来てそのまま契約してしまった人もいるでしょう。

家で契約した場合でも、クーリングオフは利用できます。

しかし家での契約でも契約する意思があったのかどうかが重要になります。

例えば、家のインターホンを押されて話すがままに強引に上がり込まれて、言葉巧みに保険に加入させられてしまった場合は、契約の意思がありませんから制度適用の条件に含まれます。

しかし、保険代理店や保険会社に資料や説明を依頼して保険に加入した場合は、上述の内容からもわかるように、制度適用外になりますので注意してください。

生命保険の契約が成立する前なら電話で取り消せる

生命保険をクーリングオフしたいと考えている人の中には、保険代理店や自分で保険会社に足を運んで契約している方もいるでしょう。

しかしクーリングオフ制度は上述の通り契約する意思がある場合には適用できません。

しかし生命保険は契約が成立するまでに、一定の期間が空く場合があります。

契約成立の通知が来る前でしたら契約を撤回することが出来ますので、保険会社に連絡して契約を撤回したい旨を伝えましょう。

契約成立前でしたら、書面を用意する必要性もありませんので、保険会社に電話をするだけで対応してもらえる可能性があります。

クーリングオフが適用できるか確認して適切な対応を!

いかがでしたか?

生命保険も保障を購入するという観点から、クーリングオフが利用できます。

しかしあくまで制度の目的に沿った契約にしか適用できませんので、「やっぱり別の保険に加入したいからなかったことに」のように、自分本位な撤回を目的とした申請は通りませんので注意が必要です。

また保険会ごとに異なりますが、制度を利用できる期間が最低でも8日間と定められていますので、契約開始時期やクーリングオフの書面を受け取った時期を確認しておく必要があります。

適用できる条件や期間をしっかり把握して、不当な契約を撤回できるように行動するようにしましょう。