空き家でも火災保険は必要ってホント?理由と注意点を徹底解説します

空き家でも火災保険は必要ってホント?理由と注意点を徹底解説します

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日本には数多くの空き家が存在してます。

空き家を持っているけど、住んでいないから火災保険には未加入という人も少なくありません。

しかし空き家は方かのリスクも高いため火災保険に加入しておくほうが良いとされています。

そこで今回は空き家の火災保険に関して解説していきます。

日本の空き家件数は年々増加している

日本の空き家の件数は年々増加しており、平成30年には、総務省から発表された空き家の数は846万戸と過去最高となりました。

日本では空き家は放置されて倒壊の危険がある場合も多く、社会問題にもなっています。

さらに固定資産税を支払っていれば火災保険に加入しなくても良い、と考えている人も多いですが、空き家であっても火災保険に加入する必要があります。

ただ後ほどお話しますが、空き家だと火災保険に加入できないこともあるので、注意が必要です。

空き家でも火災保険が必要な2つの理由

空き家でも固定資産税を支払っていると、これ以上の出費をしたくなくて火災保険に加入していないという人も少なくありません。

しかし空き家であっても火災保険は必要です。

その理由としては、放火によって家が全焼する可能性があること、台風や地震などの自然災害で壊れる可能性があることが上げられます。

なかなか空き家だとそこまでのリスクを考えられないという人もいるかもしれませんが、空き家だからこそ危険があるということをしっかりと頭に入れておきましょう。

放火で家が全焼する可能性がある

日本の火災発生件数は、令和1年で37683件となっておりその中でも「放火」による火災の件数は、4567件で全体の12.1%にも当たります。

1年間でこれだけの火災が起きているので、いつ被害に遭ってもおかしくありません。

さらに空き家となると、普段から人の出入りがないため放火の対象となってしまう可能性が高くなります。

また放火が原因の火災によって近隣住宅に延焼などの被害を出してしまっても、賠償責任を問われる可能性があります。

そういうリスクがあることを知り、火災保険に重要性を理解することが大切です。

台風や地震等の災害で壊れる可能性がある

火災保険は火災に対する補償だけでなく、台風や大雨など自然災害も補償の対象となっています。

近年はゲリラ豪雨や大型台風なども発生しており、その被害数は多くなっています。また火災保険に加入することでセットで加入することが出来る「地震保険」も空き家にとって重要です。

普段から手入れがされていない放置状態の長い空き家は、自然災害によって倒壊する可能性が高く危険が伴います。

また火災同様に、近隣住宅に被害を出してしまうと損害賠償を問われてしまうこともあるので、火災保険で補償を得るというのは大切と言えるでしょう。

空き家だからお金をかけたくないと考える人も多いですが、空き家には放火のリスクや長年放置されることによって自然災害などでの倒壊のリスクがあります。

倒壊や全焼によって近隣住宅に被害を出してしまうと、多額の損害賠償を請求されてしまうこともあります。

そうならないために手入れをすることがもちろん大切ですが、きちんと火災保険で備えておくことも大切です。

注意!空き家は保険加入を断られることがある

空き家に対する火災保険の重要性は理解していただけたと思いますが、空き家で火災保険に加入しようとしても加入を断られてしまうこともあります。

そもそも空き家になってしまう理由は、転勤などの一時的な理由から相続したけど住まないなどがあります。

一時的な転勤などの場合には、転勤明けにもう一度住む予定があるので問題なく火災保険に加入することが出来ますが、住まない家で管理状態が悪い・管理していない住宅の場合には、火災保険への加入を断られてしまう可能性が高いです。

その理由は、損害保険会社も保険金を支払うリスクが高い家に対して回避しようとするためです。

人が住んでいない=管理が行き届いていないと判断され、倒壊の危険や犯罪に巻き込まれるリスクが高いからです。

しかし別荘として利用している場合には、火災保険への加入を認められることもあります。それぞれを詳しくお話していきます。

人が住んでいないぶん壊れる可能性が高いから

空き家には人が住んでいないため、普段から手入れがされていない放置物件が多くあります。

人の手入れがされていない住宅は、様々な部分の劣化を早めるので、人が住んでいる住宅よりも倒壊の危険が高くなります。

倒壊の可能性が高いということは、それだけ損害保険会社にとっても保険金を支払う可能性が高くなります。

もともと倒壊のリスクが高い空き家の火災保険加入を断るのは、こういう理由があるのです。

人の管理ができない分犯罪に巻き込まれるリスクがある

倒壊の危険と同様に、人が管理していない・普段から人の気配のしない空き家は、犯罪に利用されたり巻き込まれてしまうリスクも高くなります。

先ほどもお話した通り放火されてしまったり、犯罪の拠点などになってしまうということもあります。

犯罪に巻き込まれてしまうリスクは、近隣住民に被害をもたらすリスクにも繋がるということをしっかりと理解しておきましょう。

別荘としての利用なら加入を認められる可能性がある

管理がされていない・行き届いていないような空き家の場合、火災保険への加入を断られてしまいますが、別荘として利用している場合には住宅用の火災保険に加入できることもあります。

これは転勤などの理由で一時的に空き家になる場合と同様で、別荘も季節的に居住していると判断されれば、住宅用の火災保険に加入が認められます。

住宅用火災保険の加入に関しては、今後住む予定があるか・住宅としての機能を維持しているかというポイントが重要になってきます。

状態の悪い空き家では、火災保険の加入を断られてしまう可能性が高いです。加入できるとしても、一般物件としての扱いになるということを覚えておきましょう。

空き家は地震保険にも加入が認められない可能性がある

空き家は、状態が悪いと火災保険への加入を断られてしまう可能性が高いというお話をしましたが、地震保険も同様の扱いになります。

地震保険は、火災保険とセットで加入することができる損害保険で、地震による倒壊や地震が起因するものの補償をしています。

地震保険は、民間の保険会社と政府が運営しているのですが、その理由は地震が一度起きるとたくさんの家が補償の対象となり、民案の保険会社だけでは補償できない可能性が高いからです。

そんな地震保険も火災保険同じで、一般物件扱いの空き家に対しては、地震保険への加入を断ることがあります。

その理由は、地震保険が被災した人の生活を助けることを目的として作られた保険であるため、事務所や店舗と同様の扱いになる空き家の加入を断るのです。

空き家でも加入できる保険会社はある?

空き家では、火災保険への加入を断られてしまう可能性があることをお話しましたが、空き家に対する火災保険の必要性もこの記事を通して理解していただけたと思います。

しかし加入を断られてしまうと、どうしてよいかわからないですよね。

しかし空き家であっても、保険会社によっては加入を認めている場合もあります。本日はその保険会社をご紹介します。

  • 東京海上日動「東京海上日動火災保険」
  • あいおいニッセイ同和損保「タフ・すまいの保険」
  • セコム損保「安心マイホーム保険」

です。これら3社は空き家でも火災保険の加入を認めている場合があるので、気になる場合や空き家に火災保険をかけたい場合には、資料請求などをして確認してみると良いでしょう。

保険に加入できるか気になるなら保険会社に問い合わせてみよう

今回は火災保険と空き家に関するお話をしてきました。空き家の管理は面倒なことも多く、お金もかかってしまうことから、火災保険まで考えていなかったという人も少なくありません。

しかし放置していると、倒壊の危険が高くなったり犯罪に巻き込まれてしまうなどのリスクも高くなってしまいます。

倒壊や全焼によって近隣住宅に被害を出してしまうと、危険ですし見舞金や損害賠償など精神的・金銭的負担も大きくなります。

空き家であっても火災保険への加入は重要なのです。

ただ廃屋など状態が悪い場合には、火災保険への加入を断っている保険会社もあるので、もしわからないことがある場合には、保険会社に問い合わせをして加入できる状態なのか確認してもらうことも大切です。重要なのは、空き家をそのままにしないということです。

しっかりと安心の補償を得られるように、調べてみましょう。

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