最近ではロードバイクはアニメや漫画の題材になったり、高校生や社会人の通勤でも使われるようになりました。
ママチャリよりも早く手軽に移動でき、スタイリッシュなことから購入を検討している方もいるかもしれません。
ですがロードバイクは1台10万円以上もするため、通常の自転車よりも高価です。
実際にロードバイクの盗難も発生しているため、「盗難に遭ったらどうしよう…」と不安になっちゃいますよね。
実は「自転車盗難保険」に加入していれば、ロードバイクが盗難に遭っても保険金が下り、再購入費用を捻出できるんですよ。
この記事では、自転車盗難保険でロードバイクの盗難を補償するときの注意点を解説します。
目次
自転車の盗難件数は都内だけでも3万件以上!
皆さんは自転車の盗難被害に遭ったことはありますか?
買い物に行って駐輪場に戻ってきたら、自分の自転車だけが忽然と消えていた…。なんて体験をすると非常にショックなものです。
実際に駅の駐輪場や本屋の駐輪場で盗難被害に遭うケースもあります。
自転車の盗難件数は何と都内だけでも年間3万件以上確認されているほど、身近に起こっているんです。
施錠していてもピッキングされて盗まれることも
「ちゃんとカギをかけているし大丈夫だよ」と思っている方もいるでしょうが、実は施錠していても盗難に遭う可能性は十分にあります。
ピッキング技術を持っている相手であれば、すぐに開錠して盗めてしまうんです。
実際に学生時代、学校の駐輪場に止めていた施錠済みのロードバイクが盗難に遭って、大騒ぎになったこともありました。
もちろん未施錠のほうが盗まれやすいのですが、施錠しているからといって安心しきるのはNGです。
高級なロードバイクの盗難も多発している
冒頭出も紹介したように、高級なロードバイクの盗難も多発しています。
また中には自分で部品をカスタマイズして、改造している人もいますので、パーツのみを盗まれることもあります。
実際に20万円もするロードバイクが盗まれたとの事例もあります。
自転車盗難保険に入ればロードバイクの盗難被害も補償される
せっかく買ったロードバイクを誰かに盗まれてしまうのはショックですが、何よりも高級なものを再度買いなおすのは非常にメンタルに来ますよね。
自転車盗難保険に加入しておけば、ロードバイクの盗難被害も補償してもらえます。
自転車の盗難保険には、以下3つの特徴があります。
- 購入費用を補償してもらえる
- 戻ってきた自転車の損害も補償してもらえる
- 車種は限定されていない
- 加入できる期間に制限があることも
以下で詳しく説明していきます。
購入費用を補償してもらえる
自転車の盗難保険の一番の特徴は、加入期間中に自転車が盗難に遭った場合、再度の購入費用も補償してもらえる点です。
購入金額に近い保険金額を設定しておけば、再購入の費用を確保できるんです。
もちろん保険金額が高い分、年間で支払う保険料は高くなりますので、注意が必要です。
予算に応じた保険料に設定しても、再度購入するときの費用の足しにするのもよいでしょう。
補償プランを自分で自由に設定できる保険もありますので、自分の生活とお財布事情に合わせてプランを選択してみてください。
戻ってきた自転車の損害も補償してもらえる
仮にロードバイクが戻ってきたとして、傷やへこみがあった場合も自転車盗難保険で補償できます。
盗難に遭ったものが戻ってくることは少ないですが、まれに警察から連絡があって盗難に遭ったものが見つかったと連絡が来ることもあります。
戻ってきた自転車はきれいなままで戻ってくることは少なく、汚れていたりへこんでいたりすることが多いです。
自転車盗難保険に汚損や破損が生じていることを申告すると、修理費用として保険金が下りることもあるのです。
車種は限定されていない
自転車の盗難保険では原則として車種は限定されていないことがほとんどです。
そのためロードバイクでも保険の保障対象車として認めてもらえます。
加入できる期間に制限があることも
自転車盗難保険の中には、自転車を購入してから何年以内でなければ加入できないと制限を設けているところもあります。
期間を過ぎてしまうとい、くら保障内容が気に入っていても保険加入が認められませんので、注意が必要です。
「auすぽくる」のように、購入から経過年数がたっている場合でも加入を認めてもらえる保険もあります。
注意!ロードバイクでも自転車盗難保険で補償されないケースもある
いくら自転車盗難保険に加入していても、以下の条件に当てはまるとロードバイクでも補償が受けられない可能性がありますので、注意が必要です。
- 購入時に防犯登録をしていない
- 未施錠の状態で盗難に遭った
- 駐輪禁止区域に駐輪していた
以下で詳しく説明していきます。
購入時に防犯登録をしていない
自転車やロードバイクの購入時には、防犯登録をするのが当たり前です。
基本的に購入時には500円で防犯登録をして、車体にシールを貼るのですが、中には「ダサい」と言って貼らない人もいます。
防犯登録をしていないと、無くした自転車を自分のものだと証明する手立てがなくなってしまいます。
また警察に届け出ても、どの自転車が自分のものかわからないので、見つかっても手元に戻ってきません。
防犯登録はその自転車が自分のものだと公的に証明するものですから、登録していない以上保険会社も補償のしようがないんです。
未施錠の状態で盗難に遭った
ロードバイクを未施錠で放置していて盗難に遭った場合は、持ち主の管理責任を怠っていたとして保険金の支払いは認められません。
原則として「盗まれないように対策していたけど、盗まれてしまった」という予測できない場合にのみ、保険金は支払われるが基本です。
ちょっと離れるだけだし鍵かけなくていっか、と放置してしまうと保険に加入していても補償を使えないので、注意が必要です。
駐輪禁止区域に駐輪していた
駅前や大通りなどでは専用の駐輪場が用意されています。
その付近の路上では景観保持のために、駐輪禁止区域が設けられていることもあります。
駐輪禁止区域に止めていたロードバイクが盗まれた場合は、本来停めるべきではない区域を使っていたということで、保険金の対象にはなりません。
「自分だけでもいいだろ」といって駐輪禁止区域に駐輪せずに、日ごろから認められている区域に駐輪することを心がけましょう。
自宅敷地内の盗難は火災保険で補償できる可能性もある
自宅敷地内に置いていたロードバイクが、朝起きたら誰かに盗まれていた…なんてこともあるかもしれません。
自宅敷地内でロードバイクの盗難が発生した場合には、自宅で加入している火災保険の盗難補償が使える可能性があります。
ただし火災保険を適用するときには、加入時に設定した免責金額で額面通りもらえないほか、自宅で起きた盗難のみが補償になります。
頻繁にロードバイクを利用するのであれば、火災保険に加えて自転車盗難保険で補償を手厚くしておく方が、安心です。
盗難保険だけでなく自転車保険の個人賠償責任補償も受けておこう
ロードバイクの盗難にだけ祖なるのではなく、個人賠償責任補償も視野に入れておきましょう。
数年前ワイドショーで自転車事故による高額賠償が話題になりました。
自転車でも歩行者にぶつかっただけで、相手にケガをさせたり高度障害状態にまで追い込んでしまうこともあります。
ロードバイクは通常の自転車よりもスピードが出ますから、相手にケガを負わせてしまう可能性もさらに高くなります。
盗難保険だけではなく、自転車の個人賠償責任補償も受けておくことで、万が一事故を起こして高額な賠償責任を負った時でも対応できます。
地域によっては自転車保険が義務化されているところもありますので、自分の住んでいる地域が該当しないかを確認しましょう。
ロードバイクはしっかりと施錠して盗難に遭わないように心がけよう
いかがでしたか?
ロードバイクはスピードも出ますしスタイリッシュなイメージから、人気のある自転車です。
自分でカスタマイズもできるので、独自の個性を出しやすいメリットもありますが、そのぶん盗難に遭う可能性も高くなります。
自転車の盗難保険に加入しておけば、保険金の契約金額に応じて保障を受けられますので、再購入費用の足しにできます。
ただし防犯登録をしていない、駐輪禁止区域に停めていたときに起きた盗難、未施錠など、皆さんに非が認められる盗難の場合は保険金の支払いの対象外になります。
盗まれないことが第一ですが、万が一盗難に遭った場合にきちんと保険金が下りるように、自転車盗難保険に入った後はルールを守って乗車しましょう。
またロードバイクの危険性も考慮して、自転車保険の個人賠償責任補償も付けておくことも検討してみてくださいね!
コンビニなどで気軽に加入できるので、ぜひ試してみてください。