一人暮らしを始めて、食費を節約するために自炊を心がけている皆さん、節約を実感できていますか?
毎日お弁当を作ったり晩御飯を作っているのに、毎月の支出を見ても大して変わっていないと続ける気がなくなってしまいますよね。
実は一人暮らしの自炊はやり方を間違っていると、かえって高くつくことが多いのです。
しかし、自炊をしなくても食費を浮かせる方法があるのです。
今回は自炊をしない状態で食費を浮かせる方法から、実際に取り入れる時の注意点まで徹底的に解説していきます。
目次
一人暮らしの食費は平均38,010円!あなたは平均以上?
総務省統計局が公開している2021年1月~3月の家計調査によれば、単身勤労者世帯の食費は、一ヵ月当たり38,010円です。
「え?」高くない?と思いますよね。
食費には外食費が含まれています。
また男性と女性では、かかる食費もまるで違います。
同統計によれば、一ヵ月当たりの男性の食費は39,892円、女性の食費は32,119円であると公表されています。
男性の方が多い理由としては、付き合いによる飲み会や、自炊をせずにコンビニのごはんで済ませていることが挙げられます。
女性と大差がついていない理由としては、女性の支出にはお菓子を購入する金額が含まれていることが、原因として挙げられます。
一人暮らしの食費節約は自炊では達成できないことが多い
実際に一人暮らしを始めてみて、最初は自炊を頑張って食費を節約しようと思いますが、皆さんもうすうす感じている通り節約を達成できない方が多いです。
一人暮らしで自炊をしているのに、食費が節約できない方には、下記3つの特徴があります。
食材ロスが多い
食材のロスが多いことで、自炊でかえって食費が高くなってしまいます。
レシピを見ながら食事を作る方も多いでしょうが、レシピごとに使う食材はガラリと変わります。
今日はAのレシピ、明日はBのレシピなど、使う食材が全く異なるレシピを取り入れていると、食材が必然的に余っています。
最近ではカット野菜も増えていますが、多くの場合丸ごと販売されているので、一人ぐらしには量が多いのです。
一人暮らしには多い量の食材を購入して、次のレシピではまた別の食材を買ってを繰り返していると、どんどん食材ロスが進んでいきます。
うまく食材を使いまわすことができずに、どんどん買い足していくだけになります。
外食と自炊両方を取り入れてしまう
自炊をしているといっても、外食の比率が高いと意味がありません。
外食費と自炊を両方を取り入れてしまうと、かえって食費が高くなります。
特に朝晩は自炊していても、昼に高めのランチを取っていては、一日の食費が2000円を超えてしまうこともあります。
中途半端に取り入れてしまうことで、かえって一ヵ月にかかる食費が高くなってしまいます。
自炊をしている=節約になるととらえていると、気づかないうちに使い込んでしまっていることもあります。
そもそも自炊をする時間がない
忙しい社会人は、そもそも自炊をする時間を取るのが難しいです。
朝早く出勤する場合には朝早くから自炊をするのは難しいでしょう。
また帰りが遅いと自宅に帰ってからすぐにお風呂に入って、寝る支度をする方も多いですよね。
時間が取れずに土日しか自炊をする時間がない方も多いのです。
一人暮らし必見!食費を自炊なしで節約する方法
一人暮らしの社会人は、自炊をする時間もとりにくいため、できれば自炊なしで節約にならないものかと思いますよね。
食費を自炊なしで節約する方法は、以下の通りです。
- 主食だけを自分で用意する
- スーパーの値引き時間にお惣菜を購入する
- コンビニの半額商品も狙う
- 冷凍食品のおかずを有効活用する
- オートミールを有効活用する
以下で詳しく解説していきます。
主食だけを自分で用意する
一人暮らしで自炊なしで食費を節約するには、主食だけを自分で用意することが重要です。
主食になるお米・パン・麺類は供給が安定しており、価格が崩れる心配がありません。
またおなかを膨らませることもできるので、満腹感も味わえます。
主食の種類別に、日ごろから取り入れやすい準備方法を以下で紹介していますので、是非取り入れてみてください。
ごはんならまとめて炊いて冷凍庫にいれる
ごはんが好き、毎食食べておきたい方は、炊飯器でまとめて炊いておきましょう。
炊いたごはんはラップで一人分をくるんでおいて、冷凍庫にいれましょう。
ごはんは冷蔵庫に入れておくと、デンプンが固まってしまい、触感が固くなってしまいます。
冷凍庫に入れておけば一ヵ月間は持ちますから、是非試してみてください。
炊飯器に入れて放置しておくと、硬くなってしまいますし待機電力もかかりますので、冷凍したほうが効率的です。
パンなら3日に一回購入しておく
パンを主食に取り入れたいなら、3日に1回で購入するのがおすすめです。
パンは意外と消費期限が早く、3日~5日で消費しなければなりません。
もちろんカビが生えなければ食べられるのですが、中には消費期限を過ぎた食品を食べたくない!という方も居ることでしょう。
3日の間に消費して、なくなるたびに購入しておけば食品のロスを防ぐことができます。
乾麺を用意すればいつでも麺類が食べられる
スーパーで販売されている乾麺は保存も効きますし、汎用性の高い食品です。
うどんやそば、そうめんやラーメン・パスタなど、種類も豊富です。
和風・中華風・洋風などアレンジの幅が効かせられるので、飽きないのもポイントですよ。
帰った後に簡単に調理できるので、忙しい社会人の強い味方です。
スーパーの値引き時間にお惣菜を購入する
自炊なく食費を節約するには、値引き時間を狙ってお惣菜を購入するのが良いでしょう。
スーパーは閉店が近くなる20時、21時からお惣菜のおつとめ品販売が行われます。
お惣菜は当日中に売り切ってしまわないと、廃棄の元になってしまいますので、スーパー側は早く売り切るために価格を下げます。
通常手を出しにくいお惣菜が安くなることもありますので、ねらい目です。
主食を用意しておいて、おかずになるお惣菜を購入しておくことで、一食にかかる費用を下げられます。
コンビニの半額商品も狙う
コンビニによっては、おかずになるお惣菜を店舗で作って販売しているところもあります。
スーパーに行くのが嫌な場合は、コンビニの半額商品を狙うことで、食事にかかるコストを下げられます。
ローソンではからあげが半額で200円で販売されることもあります。
もちろんいつも半額になるわけではありませんし、売り切れてしまうこともあります。
スーパーの半額商品と合わせて利用することをおすすめします。
冷凍食品のおかずを有効活用する
自炊なしで食費を浮かせたいのであれば、冷凍食品のおかずを有効活用するのも良いでしょう。
自炊でおかずになる肉料理や魚料理を作ろうとすると、材料費が高くつきます。
仮にからあげを自分で作ったとき、以下の材料が必要になります。
鶏モモ肉(5個分/200g) | 200円 |
---|---|
片栗粉 | 100円 |
小麦粉 | 100円 |
ニンニク | 100円 |
しょうが | 100円 |
醤油 | 100円 |
酒 | 100円 |
油 | 100円 |
もちろんモモ肉以外は使いまわしができますので、1食分にかかる金額はもっと少なくなります。
しかし一食分を作るために位置から用意しようとすると、上記の金額がかかります。
これに加えて時間もかかりますので、コスパ的には悪いままです。
冷凍食品であれば2~3食分入って、300円程度ですので自分で作るよりは安くなります。
オートミールを有効活用する
最近話題のオートミールを食事に取り入れてみる事もおすすめします。
オートミールは栄養価が高く、カロリーの低い食材として、ダイエット食材として注目を集めています。
リゾットにしたり牛乳を加えて食べたり、おやつにしたりと、汎用性が非常に高いです。
オートミールを有効活用することで、食費を減らしながらダイエットもできます。
食物繊維もあるので、お通じに問題がある女性の方でも、健康を気遣えます。
自炊なしで食費を節約するときの注意点
自炊なしで食費を節約するときには、下記の3つの注意点を把握しておきましょう。
- 節約したからと外食を増やさない
- お菓子やお酒類の購入を出来るだけ控える
- スーパーでは目的のものだけを購入する
以下で詳しく解説していきます。
節約したからと外食を増やさない
節約したからといって、外食の回数を増やしては本末転倒です。
外食は間違った自炊よりもさらに費用が掛かります。
節約したからOKと、ご褒美と称して頻繁に外食に行っていると、月々の食費が平均を優に超えてしまう可能性もあります。
外食は週に1回等自分で限度を決めておくことをおすすめします。
お菓子やお酒類の購入を出来るだけ控える
お菓子やお酒類の購入を出来るだけ控えることも、重要です。
毎日の晩酌を楽しみにしていたり、お菓子を楽しみに仕事をしている方も多いですよね。
しかし毎回購入していると食事プラス100円~300円はかかる計算になります。
またお菓子やお酒類は摂取しすぎると、体調に支障をきたします。
自分へのご褒美としてたまに買う程度に収めておくことをおすすめします。
スーパーでは目的のものだけを購入する
スーパーで買い物をするときには、できるだけ目的のものだけを購入するようにしましょう。
ついつい目的以外のものを購入してしまったり、安いからと必要以上にまとめ買いをしてしまいます。
事前に買うものだけを決めておいて、無駄遣いを防ぐことで自炊しなくても食費の支出を抑えられます。
自炊なしで食費を節約して毎月の支出を見直そう
いかがでしたか?
中途半端な自炊よりも、出来合いのものを効率よく使うことで、自炊なしでも食費を節約できます。
毎月の食費の支出が大きい方は、自炊なしの生活スタイルを身に着けるようにしましょう。
ただし他の部分でお金を使い過ぎてしまうと、支出がさらに大きくなってしまいますので、注意が必要です。
自分の中のマイルールを決めておいて、毎月の支出を見直すようにすれば、家計的に苦しくても十分に節約が実現できますのでぜひ試してみてください。