一人暮らしで生活しているみなさん、電気代を少しでも安くして毎月の負担を減らしたくはないですか?
最近では燃料費の高騰に伴い、全国的に電気料金が上がっていることもあり、毎月使用量を確認するのが難しいと感じている人も多いことでしょう。
そこで今回は一人暮らしで電気代を節約したいと考えている方向けに、節電の方法と節電時の注意点を解説していきます。
目次
一人暮らしの電気代は平均で5000円程度
一人暮しは家の中でほかに電気を使用する人がいませんから、電気代が比較的安く済む傾向にあります。
総務省が実施している2021年度家計調査によれば、一人暮らしの電気代は年間平均で月額5482円程度との調査が出ています。
季節によっても電気代は大きく変動しますので参考値程度です。
ここ数年で電気代の金額が上がっているため、今後はもう少々金額が高くなることが予想されます。
一人暮らしの電気代が上がる7つの原因
一人暮らしの魅力は、自分の空間を自由に使えることですが、それと同時に管理も自分の責任となります。
特に電気代は見過ごされがちですが、不注意な使用方法が続くと想定外の金額になることがあります。
一人ぐらしの電気代が上がる原因は、以下の通りです。
- 電力会社やプランが一人暮らしに合っていない
- コンセントにさしっぱなしの家電がある
- 電機を付けたり消したりしている
- エアコンの設定温度が低い
- 使っていない架電をつけっぱなしにしている
- 省エネ家電を使用していない
以下で詳しく解説していきます。
電力会社やプランが一人暮らしに合っていない
電力自由化により、多くの電力会社から多種多様なプランが提供されています。
しかし、一人暮らしのライフスタイルに合わせた適切なプラン選びを間違えると、基本料金や従量課金分の金額で予想外の出費になることもあります。
電力会社側で自由に電気料金を決められることもあり、電力会社によって価格が大きく異なることもあります。
実際に燃料費の高騰により、電気代が普段の倍になったり、数万円を超える請求がきたという事例もあります。
利用する電力のピーク時間や契約アンペア数に注意し、自分の生活スタイルに合ったプランを選択することが大切です。
コンセントにさしっぱなしの家電がある
コンセントからの供給を常に受けている家電は、実際に使用していない時間でも微量の電力を消費しています。
特に充電器やテレビ、ゲーム機などがこれに該当します。
家電自体を使用していない場合でも、コンセントに繋いでいる状態だと電力を気づかないうちに使用していることもあるのです。
これらの家電は、使用しない時はコンセントから抜く、またはタップのスイッチを切ることで、スタンバイ電力の無駄を防ぐことができます。
電源を付けたり消したりしている
頻繁に電源のオンオフを繰り返すと、起動時の大きな電力消費が繰り返され、結果的に電気代が増加します。
特に、エアコンやヒーターなど、電源を入れるたびに大量の電力を消費する家電は注意が必要です。
家電によっては電源をつけて起動するタイミングで多くの電力を消費することもあり、節電のためにオンオフを頻繁にしていることでかえって節電効果を無くしてしまうこともあります。
使用する時間を参考に、殿くらいの電力を使用するのかを判断しましょう。
エアコンの設定温度が低い
夏場のエアコンの使用は一人暮らしの電気代を大きく左右します。
設定温度を1度上げるだけで、約10%の電気代を節約できると言われています。
エアコンは外気温と部屋の温度の差が大きいときに一番電力を消費するといわれています。
エアコンの設定温度を低く設定していると、その分の電力消費が大きくなってしまうので、電気代がかさんでしまう原因になります。
また自動設定にせずに自分で
適切な温度設定と一緒に、風量や運転モードも見直して、効率的な使用を心がけましょう。
使っていない家電をつけっぱなしにしている
使用していないのに電源を入れっぱなしにしている家電も、電気代の無駄遣いの一因です。
特に、照明や扇風機などの家電は、部屋を出る時など、不要な時には必ずオフにしましょう。
家電をつけっぱなしにしていることで、定期的に電力を使用してしまい、気づかないうちに電気代がかかってしまうこともあります。
冷蔵庫の開閉が多い
冷蔵庫の扉を頻繁に開閉することで、冷気が逃げ、再度冷やすための電力が必要となります。
また、冷蔵庫内の温度が上昇し、食品の鮮度も低下するリスクがあります。
冷気が逃げてしまうことで、冷蔵庫内で再冷蔵を始めてしまうので、その分電気代がかかる傾向にあるのです。
冷蔵庫の中身を整理し、取り出すものを事前に決めてから扉を開けるようにしましょう。
省エネ家電を使用していない
家電を新しく購入する際、少し高価でも省エネ家電を選ぶことで、長期的には電気代の節約に繋がります。
また、古い家電は新しいものと比べて効率が悪く、同じ機能を持つ家電でも消費電力が大きくなることがあります。
定期的に家電の入れ替えを検討してみると良いでしょう。
一人暮らしで電気代を節約するテクニック
新たな生活スタイルとしての一人暮らしは、自由で心地よい反面、経済的な負担も増えるものです。
その中でも特に、電気代は月々の固定費とて、できるだけ節約したいですよね。
実は電気代はちょっとした工夫で電気代を節約することができるので、少しでも節約したい方は是非試してみてください。
契約している電力会社のプラン内容をチェック
多くの人が知らないのですが、電力会社やプランによって、電気代が大きく変わることがあります。
例えば、使用する時間帯によって料金が変わる時間帯別プランや、夜間に安くなるプランなどが存在します。
また、新規入会キャンペーンなども利用できるかもしれません。自分の生活パターンを考えながら、最適なプランを選びましょう。
これだけで、月々の電気代が大きく変わることが期待できます。
冷蔵庫に物を入れすぎない
冷蔵庫は一人暮らしの必須家電ですが、意外と電気代がかかるアイテムでもあります。
冷蔵庫内を適切に整理して空間を確保することで、冷えやすくなり消費電力を節約することができます。
さらに、定期的な霜取りやドアの開閉を減らす工夫も効果的。
また、新しい冷蔵庫は省エネ性能が向上しているので、機会があれば新しいものに取り替えるのもおすすめです。
夜間に電気を使用する
電力会社によっては、夜間の使用料金が安くなっている場合があります。
洗濯や掃除などの家電使用は、夜間にまとめることで電気代を節約できます。
特に、大きな家電製品は消費電力が大きいので、この工夫が効果的です。
日中に部屋の電気をつけない
日中は自然光を活用して、部屋の電気をできるだけつけないようにしましょう。
カーテンやブラインドを使って、自然光を取り込む工夫をすることで、部屋の明るさを保ちつつ電気代も節約できます。
断熱効果のあるカーテンを使用する
断熱効果のあるカーテンを使用することで、冷暖房の効果を高めることができます。これにより、エアコンやヒーターの使用時間や温度設定を下げることができ、電気代を節約することが期待できます。
エアコンを扇風機と一緒に稼働する
エアコンだけでなく、扇風機を併用することで、部屋全体を均一に冷暖房する効果があります。
これにより、エアコンの温度設定を適切に調整することができ、節約につながります。
また少ない風量でエアコンを稼働できるので、電気代の節約につながります。
省エネ家電を使用する
家電製品の中には、エコモードや省エネ機能が搭載されているものも多いです。
新しい家電を購入する際は、省エネ性能の良いものを選ぶようにしましょう。
また、既存の家電でも、適切な使用方法や設定をすることで、消費電力を減らすことも可能です。
購入する際は少々お値段が張りますが、耐久性のある家電を使用することをおすすめします。
つけっぱなしを防止する
不在時や寝る前に、家電の電源をきちんとオフにすることで、不要な電気代を節約できます。
コンセントに差し込んでいる家電も、スタンバイ電力が発生している場合があるので、注意が必要です。
つけっぱなしを防止するために、自分で工夫することも大切です。
エアコンの設定温度を低くする
夏は28度、冬は20度を目安にエアコンの温度設定をすると、快適に過ごしながら電気代を節約することができます。
温度差が少ないほど、エアコンの消費電力も少なくなるため、工夫次第で節約効果が大きくなります。
また夏場の場合は温度設定だけではなく除湿機能を使用することも大切。
体感温度を引き下げてくれるので、湿度の高い暑い夏でも十分に乗り切れるでしょう。
トイレの温度設定を切り替える
最新式のトイレを使用していると温度設定がかけられていることもあります。
特に夏場だとトイレを温かくしておく必要性は特にはありません。
トイレの温度設定を放置していると、かえって電気代がかかってしまう原因になります。
普段からそこまで温度にこだわらないのであれば、保温機能を解除しておくことをおすすめします。
一人暮らしが節電するときの注意点
一人暮らしの電気代は、日常の小さな習慣の積み重ねで大きく変わってきます。
節電に取り組むことは、コストの節約だけでなく環境にも優しい行為です。
しかし、節電を追求しすぎると、意外な落とし穴が待っていることも。
適切に節電するための注意点を抑え、快適な一人暮らしを実現しましょう。
節電のし過ぎで体調を崩さない
電気を極端に節約することで、部屋が暗くなり過ぎたり、冷暖房を我慢しすぎることは体調を崩す原因に。
適切な温度設定のエアコンや、部屋の照明の光量を保つことは、快適な生活環境を保ちながら体調を維持するために重要です。
特に冷暖房の使用は、外部の気温変動に合わせて調整し、室内環境を適切に保つことを心がけましょう。
電気代の料金をリアルタイムで確認する
電気代を節約するためには、使用状況をリアルタイムで確認することが効果的です。
最近ではスマートメーターなど、リアルタイムで電気使用量を確認できる機器が増えてきています。
これにより、どの家電が多くの電気を消費しているのか、またどの時間帯に電気を多く使用しているのかがわかり、具体的な節約策を練るのに役立ちます。
来客にも節電を共用しすぎない
節電を心がけることは素晴らしいことですが、来客があるときには、適度に節約を緩めることも大切です。
暗い部屋や寒い部屋でのおもてなしは、ゲストにとって不快な経験となり得ます。
もちろん、無駄に電気を使うことは避けるべきですが、来客が快適に過ごせる環境を作ることも重要です。
適切な照明や温度設定を心がけ、ゲストとの良好な関係を築きましょう。
一人暮らしで節約したいなら電気代以外も節約しよう
一人暮らしで節約を考えているのであれば、電気代以外も節約することが大切です。
電気代は節約しても燃料費用の調節によって料金が変動しやすく、節電意識を持っても思ったよりも節約にならないこともあります。
水道代やガス代、食費など節約できるところは積極的に節約していきましょう。