車は行きたいところへ連れて行ってくれる便利なアイテムです。
しかし車には維持費がかかり、それに頭を悩ませている家庭もあるでしょう。
車を維持するための負担が増えてしまうと、手放す選択をしなくてはいけないこともあります。
そこでこの記事では、車の維持費内訳や節約方法を紹介します。
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目次
意外とかかる車の維持費用内訳
車は購入したらおしまいということはなく、車を維持するための費用がかかり続けます。
意外とその費用は多く、車を持っているだけでお金が必要です。
どのような維持費がかかるのか、それを知らなければどこを節約すればよいかわかりません。
そこでここでは、意外とかかる車の維持費を解説します。
自動車税
自動車を持っていると、自動車税が必ずかかります。
自動車税は車の排気量によって変わります。
軽自動車であれば、10800円。1000cc~1500cc以下であれば3万500円。
1500cc~2000ccで36000円と排気量が上がることで自動車税あがっていくため、大きい車を所有しているとその分負担が大きくなります。
自動車税は毎年かかるものだということも覚えておいてください。
自動車重量税
自動車重量税とは、車の重さによって課税されるものです。
購入経過年数よって税額が異なり、車検のタイミングで支払うことが決まっています。
自家用乗用車の場合、新車から12年までは車両重量0.5tごとに年間4100円。13年~17年で5700円。
18年以降は6300円となります。
最近増えているエコカーになるとその金額は変わるので、確認してみてください。
車検代
車を安全に使用するために、2年に1度車検が設けられています。
車検は、新車で購入した場合で3年。それ以降は2年ごとに車検を受けることが法律で決まっています。
その費用は、軽自動車で55000円~80000円。普通自動車で70000円~13万円程度かかると言われています。
2年に1度の大きな出費となっているため、この費用に頭を悩ませている人が多くいるようです。
ガソリン代
車を走らせるためには、ガソリンが必要です。
乗っている車によって燃費やガソリンを入れる頻度は異なりますが、大きな車や燃費の悪い車では、その費用負担は大きくなります。
最近は、ガソリンの値段が上がる傾向にあるため、その負担が増えています。
車を走らせるための費用も維持費の一つとなっています。
駐車場代
自宅に駐車場がない場合、別に駐車場を借りる必要があるためその費用が必要となります。
住んでいる場所によって相場が異なりますが、毎月数千円から数万円かかることになります。
停めておく場所を確保するためにも、毎月お金がかかるのが車です。
洗車代
人によって頻度は変わりますが、洗車代も維持費の一つです。
車を綺麗な状態で保つためには、月に1回または2か月に1回程度の洗車が必要になります。
このような費用負担もあることを知っておいてください。
一般家庭が車の維持費を節約する8つの方法
車の維持をするだけで、これだけの費用がかかることがわかりました。
維持するだけでもたくさんのお金がかかるため、手放すことを検討する人もいます。
しかし生活の便を考えると車を維持しなくてはいけないこともあります。
そこで少しでも維持費を抑えることが重要です。
そこでここでは、一般家庭が車の維持を節約する8つの方法を紹介します。
ガソリンスタンドは地域で一番安いところを利用する
車を走らせるためのガソリンを入れる場所は、地域で一番安いガソリンスタンドを利用して、節約をしてください。
ガソリンはその会社によって価格が異なるため車の大きさや走行距離によっては、安い場所を探してそのガソリンスタンドを利用するだけで、大きな節約になります。
その時の価格を気にしながら常に安いガソリンスタンドを探してみてください。
必要以上にエアコンを使わない
車に乗る際に、必要以上にエアコンを使わないのもガソリンの節約になります。
車のエアコンはガソリンを使って使用しています。
そのためエアコンをたくさん使うと、その分ガソリンも必要になります。
そのため真夏や真冬など、極端なとき以外エアコンを使わないのは節約になります。
洗車は自宅で行う
洗車は極力自宅で行うと節約になります。
ガソリンスタンドで洗車を頼むと、数千円かかってしまいます。
その頻度が多ければ多いほど、費用はかさみます。
しかし自宅で洗車すれば、水道とシャンプー代で済むため、ガソリンスタンドで頼むよりも安く済みます。
何回か一回ガソリンスタンドで頼むようにして、あとは自分でやるようにすると大きく節約になりキレイを保てます。
燃費のいい車に買い替える
車の維持費を抑えるためには、燃費の良い車に買い替えることも大切です。
燃費の良い車に変えることで、ガソリン代の節約だけでなくエコカー減税を受けられる可能性もあります。
もちろん最初の出費はかかりますが、長い目で見れば車を買い変えるほうがメリットが大きいこともあります。
定期的に自宅でメンテナンスする
車検や法定点検なども設けられていますが、定期的に自宅でメンテンナンスを行うことで、車検代を下げることも可能です。
車が故障したり部品の消耗があったりすると、車検や法定点検で多くの修理費用がかかってしまいます。
このリスクを下げるためにも、細かい定期的なメンテナンスが大切となるのです。
軽自動車に買い替える
普通自動車と軽自動車だと、軽自動車のほうが維持費が安くなります。
そのため節約のためには、軽自動車への買い替えも検討するのがおすすめです。
自動車税や自動車重量税が安くなるだけでなく、燃費変わるためガソリン代も変わってきます。
そのため家族構成によっては、軽自動車に買い替えたほうが節約に繋がるのです。
料金の安い駐車場に切り替える
駐車場が自宅になく借りている場合は、料金の安い駐車場を探し切り替えると節約になります。
駐車場は毎月かかるものなので、千円違うだけで年間12000円の節約になります。
少しでも安い駐車場を探し、毎月の負担額が減るようにしましょう。
任意保険を安いものに切り替える
車に乗るためには、自賠責保険だけでなく任意保険にも加入する必要があります。
万一の事故を起こしたときに、任意保険に加入しておかないと大変なことになります。
最近はたくさんの任意保険が販売されており、安い保険を探すのも大変なことではなくなりつつあります。
走った距離で保険料が決まるもの、一定の年齢の保険料が安くなるものなど、現在加入している任意保険を見直しより安い保険に加入すると、大きく節約に繋がります。
自動車保険を見直す時のポイント
自動車保険の見直しは車を維持する上で大切な節約事項です。
自動車保険を節約出来れば、費用負担が大きく減ります。
しかし見直すときにポイントを押さえておかないと、自分にピッタリの自動車保険加入ができないこともあります。
そこでここでは、自動車保険を見直すときのポイントを解説します。
ダイレクト型損保で手数料を節約
自動車保険には、ダイレクト型と代理店型の2つがあります。
そのうちダイレクト型の自動車保険を選ぶ方が節約になります。
ダイレクト型とは、インターネットなどを使い契約者が損害保険会社が直接契約を結びます。
このタイプの場合、代理店を挟まないため手数料がかからず安く抑えられ節約になるのです。
また保険料自体も安くなっているため、自動車保険を抑えたい人はダイレクト型自動車保険がおすすめです。
車両保険のタイプを変更する
車両保険のタイプの変更も節約には大切です。自動車保険の1つである車両保険は、事故や盗難などの被害にあった際に自分の車の修理等を行うための保険です。
もちろんこの補償を付けておくと安心ですが、保険料が高くなってしまいます。
全くないのは不安なため、現在の車両保険のプランを見直して最低限必要な分だけ補償を付けるようにすると、後悔のない保険加入になります。
年齢条件を見直す
自動車保険には、契約する自動車を運転する人に合わせて年齢条件や運転者の範囲を限定することで、保険料の割引をしています。
そのため現在縛りなしや緩めに設定している人は、運転者の年齢に合わせて限定することで保険料を下げられます。
運転者限定の範囲を見直す
年齢同様に、運転する人が決まっている場合範囲を限定することで保険料を下げるのも節約になります。
契約者本人または配偶者に限定することで、保険会社にとっても事故のリスクが減るため保険料の割引ができるのです。
あらかじめ運転する人が決まっている場合は、運転者を限定し節約してください。
車の維持費を節約するときの注意点
車の維持費を少しでも節約して、無理なく車を維持したいものです。
しかし節約ばかりに気を取られてしまうと、車の故障の原因や体調を崩してしまうなどのデメリットもあります。
事前に節約の注意点を知り、無理のない範囲で節約するようにしましょう。
車検費用を安くしすぎようとしない
車検費用を安くしようと思うと、車検で指摘された最低限のものしか直さない人もいます。
しかしそうすると、思わぬ故障から事故を起こしてしまう可能性もあるため、車検費用ばかりに気を取られてしまうのは危険です。
じっくり説明を聞いたうえで、今すぐ必要はないものを除き車検のタイミングで修理・交換してもらうようにしてください。
エアコンは体調が悪くなりすぎない程度に
エアコンを必要以上に付けないことがガソリン代の節約に繋がると解説しましたが、真夏や真冬などに節約のために無理して付けないでいると、体調を崩してしまうため辞めましょう。
もちろんガソリン代の節約も大切ですが、体調を崩してしまうと病院代がかかってしまい節約になりません。
暑い日や寒い日は我慢せずにエアコンを付けて体調管理をしてください。
若いと保険料を節約するのも限界がある
年齢が若いと保険料が安くなるのには限界があることも知っておくべきです。
自動車保険は、40代や50代で安くなる傾向にあり、若いとリスクが高く保険料も高くなります。
そのため年齢ではなく、運転者限定や走行距離で割引を目指してください。
車の維持費を節約して毎月・毎年の出費を減らそう
車の維持費について解説しました。車を維持するだけでも、毎月・毎年多くの出費があり大変です。
税金関係は車を買い替える必要があり、すぐに節約するのは難しいと言えます。
まずはそれ以外の維持費で節約を目指し、余裕があれば軽自動車やエコカーへの買い替えを検討してください。
車の維持費を節約し、家計の負担を減らせるように検討してみてはいかがでしょうか。