通勤や遊ぶときなど、さまざまな場面で電車やバスなど公共交通機関を利用します。
その際に「もう少し安くならないかな?」と思ったことがある人は少なくないはずです。
基本的には運賃が決まっているため、節約は難しいと考えてしまいがちですが、少し工夫するだけで交通費の節約は可能です。
この記事では、効果的な節約方法や注意点を紹介します。
目次
通勤時・遊ぶ時に役立つ交通費節約方法6選
通勤時や遊ぶときに、電車やバスを利用して目的地に向かう人にとって、交通費の節約は大きな問題です。
節約したいけど交通費は基本的な金額が決まっているため、節約が難しいと考えてしまいがちです。
しかし少し工夫するだけで、大きな節約ではないかもしれませんが節約することは可能です。
そこでここでは、交通費の節約方法を6つ紹介します。
運賃を支払うなら交通系ICを活用
電車やバスを利用する際は、交通系ICカードの活用で節約ができます。
切符を購入するときよりも安い運賃で電車やバスに乗れる場合があり、数円ですが節約に繋がります。
現在JRだけでなく私鉄の交通系ICカードもありますが、どこでも使えるため自分が良く使う路線での購入がおすすめです。
さらにカードにお金をチャージする際にクレジットカードを利用すれば、ポイントも貯められます。
交通系ICカードと相性の良いクレジットカードがあるので、こちらを利用するとより効率よくポイントが貯められます。
可能な限り同じ鉄道会社で目的地まで行く
可能な限り同じ鉄道会社を利用して目的地まで行くのも節約の一つです。
鉄道会社ごとに販売されている往復乗車券などを購入しておけば、より安い運賃で乗車できます。
しかしこれは同じ路線でしかできないため、目的地まで同じ鉄道会社で行けるときに利用するのがおすすめです。
青春18きっぷを活用する
青春18切符とは、年に3回だけJRから5日分の切符1セット12,050円で販売される切符です。
この切符があれば、長期休暇中の快速・新快速を含む全国のJRの普通列車が乗り放題になるため、旅行の交通費を大きく節約できます。
長期休暇に旅行の予定があれば、この切符を購入してお得に旅を楽しんでみてください。
回数券を活用する
交通費の節約には回数券の利用もおすすめです。
回数券は10回分の運賃で11回分の乗車券が付いているなど、さまざまな特典がついたお得なものです。
さらに金券ショップなどでより安く購入することも可能です。
しかし回数券には使用期限があるため、この期限内に電車に乗る予定がある人が使用すると節約になります。
毎日使うなら長期間分の定期券を購入する
毎日通勤や通学で電車に乗る人は、長期間の定期券購入で節約しましょう。
定期券をよりお得にする方法として、分割購入がおすすめです。
目的地までの定期券を細切れで買うことで安くなることがあり、JRの定期や切符などでも場合によってはそれの方がお得になる場合もあります。
ネットで分割購入のほうが安いのか、どう買えば安くなるのか紹介しているサイトもあるので、そちらを利用して確認してみてください。
定期を購入する際は、期間が長くなるほどお得になるので、通勤など毎日利用するのであれば長期間分の購入が節約になります。
イベント企画の乗車券を購入する
遊ぶときには、JRや各私鉄で販売されているイベント企画乗車券を購入するのがおすすめです。
往復乗車券とグルメチケットが一緒になっているものなど、鉄道各社でオリジナルのものが販売されています。
このようなイベント乗車券を使えば、お得にプチ旅行も楽しめるのがメリットです。
クレジットカードで定期券を買う
定期券を購入する際にも、クレジットカードの利用をおすすめします。
長期間分の定期券だと高額になりやすいため、その分のポイントが貯められよりお得になります。
さらに鉄道会社と相性の良いクレジットカードを利用して購入すると、よりたくさんのポイント貯められるだけでなく、そのポイント使って買い物などもできます。
このようにポイントを意識して定期を購入するのも、節約には重要です。
交通費を節約するときの注意点
交通費の節約は、少しの工夫で可能なことはわかりました。
しかし注意しないと節約していることをデメリットに感じてしまい、節約に対するモチベーションが下がってしまう可能性もあります。
交通費の節約をするときのポイント知り、節約が楽しく続けられるようにしましょう。
安くしようとしすぎて遠回りになる
交通費を節約しようとするあまり、目的地まで遠回りをしていかなければいけなくなってしまう可能性があります。
もちろん節約優先で考えれば遠回りルートの利用が良いですが、友人との待ち合わせ時間に遅れないように、早めに出発しなければいけないなど時間の節約はできない点が注意ポイントです。
同行者とルートが合わなくなる
節約ルートが遠回りである場合、同行者とルートが合わなくなってしまう可能性があります。
友人と遊んでいるときにルートが別になってしまうのは、協調性のない人などと思われてしまい、あまり良い印象を与えません。
同行者がいる場合には、節約はいったん忘れて楽しむことを優先するようにしましょう。
利用できる年齢に制限があることも
シニア割など、利用制限のある切符にも注意が必要です。
利用できる年齢制限が決まっていると、利用したくてもできません。
事前に年齢制限がないかをチェックして、使えるものだけをピックアップしておくようにしましょう。
電車以外の交通費を節約する方法
公共交通機関は、電車バス以外にもさまざまなものがあります。
出張や旅行では新幹線や飛行機なども利用することがあるでしょう。
飛行機や新幹線だと高額になることも多く、少しでも安く抑えたいですよね。
新幹線や飛行機の節約は難しいと思う人もいるかもしれませんが、購入する場所や時期を工夫すれば節約も可能です。
ここでは電車以外の交通費の節約方法を紹介します。
飛行機の場合
飛行機は電車や新幹線より早い時間で、遠くの目的地まで運んでくれる便利な乗り物です。
しかしその費用は新幹線や電車と比べると高額で、なかなか利用する機会がないという人もいます。
特に夏休み・冬休みになるとその金額はさらに上がってしまうため、家族旅行に利用するのも気が引けてしまう人もいるでしょう。
しかし飛行機も買い方や時期を考えて購入すれば、電車や新幹線を使うよりも早く・安く目的地に行けることもあります。
格安航空を利用する
飛行機代を節約するときには、格安航空LCCの利用がおすすめです。
例えば東京-福岡間を利用すると、大手航空会社で15000円程度かかります。
しかし格安航空を利用することで、半額以下の値段で利用できる可能性もあります。
LCCが安い理由は、機内サービスの簡素化や業務効率化が徹底されていることです。
国内であれば長時間乗ることが少ないので、機内サービスが必要ないという人は積極的にLCCの利用をすると、大きく節約に繋がります。
金券ショップで安く購入する
金券ショップで航空券を購入すると安くなります。
金券ショップには、各航空会社の株主優待券が売られており、それを利用して航空券を購入すると通常よりも安い料金で手に入ります。
もちろん株主優待券を購入する費用はかかってしまいますが、それを考えても通常料金よりもお得に購入できる優待券の利用がおすすめです。
早く購入して事前割引を受ける
各航空会社には、早割りと呼ばれる割引制度があります。
この制度は、搭乗日よりずっと前(20日前~75日前)に購入することで、安くなるというものです。
事前に旅行などの日程がわかっていれば、この割引を活用するだけで大きな節約ができます。
新幹線の場合
子ども連れの人にとって、飛行機よりも楽に移動できるのが新幹線の魅力です。
さらに飛行機ではいけないような地方にも駅があれば行くことも可能など、飛行機にはない便利さがあります。
しかし指定席を購入すると特急券だけでなく指定席代がかかるなど、電車よりも高くついてしまうため、旅行や出張で利用する際に「もう少し安くならないかな?」と考える人もいるでしょう。
飛行機同様、新幹線も少し工夫するだけで、節約して乗車できるためその方法を知っておくと良いでしょう。
事前予約を活用する
新幹線にも事前予約サービスがあります。
利用する新幹線路線によってサイトは異なりますが、インタ―ネットから早割りで事前予約すると、35%~50%の割引を受けられることもあります。
あらかじめ日程が決まっている場合は、早くに予約しておくのがおすすめです。
さらに切符を受け取る前なら無料でキャンセルできるのも、安心のポイントとなっています。
金券ショップで往復券を購入する
新幹線のチケットも金券ショップで売られているため、こちらの利用がおすすめです。
金券ショップで売られている新幹線の往復券は、通常より安い価格になっているため節約に繋がります。
ただ期限と目的地が決まっているので、その期限内に使用するのが決まっていれば、購入するのがおすすめです。
こだまなど各駅停車の券を購入する
新幹線には種類があり、その車種によって金額が異なります。
停車する駅が少なく早く目的地まで行ける「のぞみ」のような新幹線よりも、各駅停車の「こだま」のほうが安く乗車できるのです。
もし時間に余裕があれば、各駅停車の新幹線を利用して目的地まで行くと節約に繋がります。
通勤時・遊ぶときの交通費を節約して細かく家計を見直そう
通勤時や遊ぶときなど、さまざまな場面で交通費がかかります。
遊ぶのにお金をかけたいなど少しでも安く抑えるためには、少しの工夫が大切です。
交通費の見直しをして節約することをきっかけに、家計全体の見直しを始めてみてはいかがでしょうか。