家計管理をするときに、財布を分けると管理しやすく節約にもつながると言われています。
ただ財布を分けて使うのが面倒だと思っている人もいるのではないでしょうか。
財布を分けて家計管理すると、管理しやすいだけでなくそれ以外にもメリットがあります。
そこでこの記事では、財布を分けるメリットだけでなくデメリットと継続するためのコツなどを解説します。
目次
家計管理で財布を分けるのが有効な3つの理由
家計管理を上手くするために、財布を分けるのが有効だという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
そもそも節約して貯蓄するためには、家計を見直し管理を徹底することが大切です。
この家計管理をするために、財布を分けるのが有効なのです。
財布を分けると、どのくらいお金を使っているのかが見やすくなるため、節約意識に繋がりやすいなどの理由が関係しています。
そこでここでは、家計管理で財布を分けるのが有効だと言われる3つの理由を紹介します。
使うお金の内訳が分かりやすい
財布を分けるとは生活費や日用品・子どものためのお金などのメイン財布と、生活費のあまりや自分のお小遣いなど、サブの財布に分けて管理します。
しっかりと使用目的に分けるため、内訳がわかりやすいのが一つ目のメリットです。
ひとえに家計といってもさまざまな項目があり、一つひとつにどのくらいお金を使っているのかわからなくなってしまいます。
しかし財布を分けておくことで、内訳が把握しやすく、家計管理に有効に働くのです。
使用限度がわかりやすい
それぞれの項目で使用限度を設けないと、節約や家計管理はうまくいきません。
使用限度を設けることが家計管理を確実にするための第一歩です。
財布一つで管理していると、それぞれの項目の使用限度金額というよりも、すべてを一つにしていくらまでという管理方法になってしまいます。
それでは、使ってしまう項目が偏ってしまいお金が足りなくなってしまうということが起きてしまうのです。
そこで財布をきっちり分けておくと、それぞれの使用限度が管理しやすくなり、家計管理に有効に働くのです。
お金の管理がしやすい
上記のような理由から、財布を二つに分けることでお金の管理がしやすくなるのが、一番のメリットです。
もちろんこの方法が不向きな人もいます。
しかしこの方法で家計管理することで、それまでよりもお金の流れが把握しやすくなり、どの部分が節約できるのかを見つけやすくなります。
さらに上手に家計管理できればお金があまり、その月の成果が目に見えるためモチベーションにもなります。
今まで他の方法で節約や家計管理で失敗した人は、ぜひこの方法を試してみて下さい。
家計管理で財布を分けるデメリット
家計管理で財布を分けることが、どうして有効なのかについてはわかって頂けたと思います。
財布を二つに分けることで、生活費の細かい内訳が把握できるだけでなく、それぞれの限度額を設けやすくなるメリットがあります。
ただこの方法にもメリットだけでなくデメリットもあり、そのことを頭に入れておくことが大切です。
デメリットを知らずに始めてしまうと、思ったような効果を得られないなど問題が起きてしまう可能性もあります。
そうならないようにするためにも、ここでは家計管理で財布を分けるデメリットを紹介します。
管理能力がないと続かない
財布を二つに分けて家計管理を継続するためには、管理能力がないと続かないのがデメリットです。
いくら財布を二つに分けても、それを管理する力がなければ結局お金を使ってしまったり、どれがどのお金なのかわからなくなってしまったりすることもあります。
決められた上限内で生活できるように管理しなければいけません、そこできちんと管理能力を付けたうえで、この方法を取り入れることが大切なのです。
鞄の中でかさばる
家計管理のために財布を二つに分ける大きなデメリットとなってしまうのが、鞄がかさばることです。
二つ以上の財布を持つと余分な荷物が増えてしまい、必要以上に鞄を大きくしなければいけません。
買い物へ行くために財布は必需品ですが、そのために大きなカバンで行かなければいけないというのは、人によっては大きなデメリットと言えるのではないでしょうか。
定期的に内容を見直す必要がある
財布にそれぞれいくら管理するのかなど、一度決めたら終わりではなく定期的に内容を見直す必要があり、手間がかかるのもメリットです。
そのときは最適だと思っても、家計状況は変わるもので見直しながら最適なものにアップデートしていかなければいけません。
毎月節約ができるようになり、余るようであれば少し金額を下げる、足りない部分であれば補填するように予算を見直すなどの手間を掛ける必要があります。
このような定期的な見直しがないと家計管理がうまくいかなくなってしまうため、とても大切なことといえます。
家計管理で財布を分ける時の継続のコツ
家計管理で財布を分けるという方法を取り入れても、短期間ではあまり効果が実感できません。
毎月の貯金額を増やすためには、財布を二つに分けて満足するのではなく、長く継続することが大切です。
長く継続し大きな効果を出せるように、ここでは家計管理で財布を分けるときに継続するためのコツを紹介します。
メイン財布以外はこだわらない
自分の小遣いなど自分に使うためのメイン財布は、自分の好きなブランドなどお気に入りの財布にするのが良いでしょう。
ただそれ以外の生活費を入れるサブ財布は、特にこだわらずに使いやすさを優先しましょう。
最近は使い分け用の財布なども売られているので、特に初心者はこのような財布を利用するとやりやすくなるでしょう。
小銭入れを活用する
小銭入れを活用して小銭管理をするのも大切です。
お釣りなどで貰った小銭は、一旦小銭入れに入れてあとでまとめて小銭貯金に回してリセットすると、家計管理がしやすいだけでなく貯金もできます。
少しでも管理しやすくするためだけでなく、貯まった小銭をお小遣いにできれば楽しみながら継続できおすすめです。
1週間の短期スパンで管理する
財布を分ける方法で上手に関するためには、少なくとも1週間の短期スパンで管理することが大切です。
その管理方法は、1週間で使う金額を管理用財布に入れて、1週間経ったらレシートと残ったお金を財布から出してリセットします。
これにより1週間でどのくらいお金を使ったのか把握しやすくなり、節約意識が高まります。
1週間に一度は必ず財布の中身を空にして、一か月ですべての財布をリセットする癖をつけましょう。
財布わけの家計管理以外で効率的に節約するには?
財布を分けて家計管理する以外にも、節約するための方法はいくつかあります。
どれか一つだけで大きな節約を目指すのではなく、複数の方法を使いながら効率的に節約すると大きな節約に繋がります。
そこでここではより節約を効率的にするために出来る節約方法を紹介します。
ぜひ財布の使い分けと一緒に取り組んでみてください。
家計簿と並行する
家計管理をするときには、家計簿をつけて行うのがおすすめです。
家計簿をつけること、毎月何にいくらくらい使っているのか、お金の流れを把握しやすくなり節約ポイントを見つけやすくなります。
財布を分けて家計管理する前にも、まずは家計簿をつけて財布の分け方やそれぞれの予算などを決める一つにしましょう。
また財布の中身をリセットするときにも必ず家計簿を付け、家計管理と効果を実感しながら効率良く節約をしましょう。
先取り貯金もする
財布を分けて余った分を貯金に回すだけでなく、先取り貯金で確実に貯金をするようにしましょう。
先取り貯金は給与が入った時点で別の口座に移し、簡単におろせないようにしておくことで確実に貯金をする方法です。
先取り貯金で確実に貯金しながら、財布を分けて管理して余った分も貯金に回せばより多くの貯金が可能です。
2つの貯金方法を使いながら、効率的に貯金できるように工夫しましょう。
予備費をあらかじめ分けておく
冠婚葬祭や急な出費などのときに使う「予備費」は、毎月あらかじめわけておくと生活費に影響がなく安心です。
ついギリギリで生活してしまうという人もいますが、それでは急な出費があったときにどこか別の項目を減らさなければいけなくなってしまいます。
そこで毎月「予備費」として積み立てておき、万一に備えておくことが大切なのです。
家計管理で財布を分けて効率的にすすめよう
家計管理で財布を分けるメリット・デメリットを解説しました。
財布をいくつも持つためかさばる、管理能力などが必要となりますが、それ以上に家計管理がしやすいメリットがあります。
効率的に節約し貯金を増やすためにも、家計管理で財布をわけて家計状況を把握し、それに合わせた予算で生活して節約と貯金を目指してください。