ゴルフに詳しくない人でも、ホールインワンという言葉は知っているの人が多いですよね。
しかしホールインワンを出したときにお祝いの費用に対する補償をしている「ホールインワン保険」については知らない、という人もいるのではないでしょうか。
どんな人に必要なのか？ゴルフプレーヤーはみんな加入すべき？などホールインワン保険についてや、必要性についてご紹介して行きます。
ゴルフのホールインワン保険って何？
日本では、ゴルフでホールインワンを決めるとお祝いの会や記念品を、ホールインワンを達成した人が行うという習慣があります。
そもそもホールインワンは、ツアープロでも3000分の1、アマプロに至っては1万2000分の1程度の確率とされており、そうそう達成できるものではありません。
しかし達成すると祝賀会や記念品など準備が必要となります。
開催費用や祝い金などの金銭面の負担は、ホールインワンを達成した人であり、まとまった金額が必要になります。
しかし急なことに、たくさんのお金が必要になってしまうと困るという人のために、補償してくれるのがオールインワン保険です。
しかしホールインワンお祝い金ではないことを理解しておきましょう。
ホールインワン達成時のお祝い金の支出を防ぐため
ホールインワン達成は滅多にあることではなく、達成した際には「今後災いはないように」という厄除けの意味も込めて、達成記念品や祝賀会などをホールインワン達成者が負担して祝賀会や記念品を贈呈することがあります。
ゴルフをしていても、滅多に出せるものではないため嬉しいことではありますが、祝賀会や記念品贈呈・祝い金・植樹などの風習があり、金銭面での負担が大きくなってしまうのも事実です。
その支出を最小限にしたり防ぐために、ホールインワン保険に加入するというゴルフプレーヤーもいます。
ゴルフではホールインワンしたら祝賀会を開くことがある
ゴルフプレーヤーがホールインワンを決めると、達成記念として祝賀会を開くことがあります。
これは滅多に起きないホールインワンを記念して開くものであり、参加してくれた人たちに記念品の贈呈などもすることがあります。
その他にかかるものの例として祝賀会や記念品の贈呈の他にも、キャディーやゴルフ場への祝儀など様々な所でお金がかかります。
その総額は20万円程度になることが多いようです。
ゴルフコンペの規模が大きくなるほど負担しなければならない費用が大きくなり、100万円以上かかってしまったなんてこともあります。
ルールではないが暗黙の了解
ホールインワンを達成したときに、祝賀会を開く習慣があるということをご紹介しましたが、これは決まっているわけではなく、言わば暗黙の了解といったところです。
ホールインワンの祝賀会は、幸せのおすそ分けという意味もあり開く方もいますが、必ずしも祝賀会を開かなければいけないという事ではありません。
日本では昔からの風習や習慣を大切にしている人が多いことも、関係しているのかもしれませんね。
保険金支払いには第三者がホールインワンを目撃している必要がある
しかしホールインワン保険の保険金支の支払いを受けるには、いくつか条件があります。
その中でも、目撃者がいることが絶対的な条件の一つです。
目撃者は、キャディーや友人たち・ゴルフ場使用人・前後のプレイヤーなどの証言が必要となります。
この目撃証言がないと、ホールインワン保険の保険金が支払われません。
保険があっても支払金額が丸ごともらえるわけではない
目撃者もいるから、全ての保険金が支払われるという事でもないことを知っておきましょう。
これは、加入している保険によって限度額が異なり、祝賀会や祝い金記念品贈呈の全てを賄えない事もあります。で
すので、お祝いに使う金額に関して保険会社と打合せすることをおすすめします。
このようにホールインワンを決めると、日本の風習として祝賀会や記念品・祝い金などを負担しなければいけないことがあります。
これらは全てホールインワン達成者の負担となるため、コンペの規模が大きくなればなるほど、その負担額が大きくなります。
またホールインワンの保険金を受け取るには目撃者が必要で、全額を賄えるとは限りません。
もしホールインワンを達成したときは、保険会社と相談してお祝い内容を検討するのが良いでしょう。
ホールインワン保険に加入する必要性は低い
ホールインワン保険の内容や必要性についてお話してきましたが、加入する必要性は低い保険と言えるでしょう。
その理由は、ホールインワンの確率は極めて低いこと・ホールインワンを申告しなければ祝う必要もないからです。
またホールインワン保険の加入者が単に少ない事も理由の一つです。
それぞれを詳しくご紹介して行きます。
ホールインワンが起こる確率は限りなく低い
先ほどもお話しましたが、ホールインワンを達成できる確率はツアープロでも「3000分の1」アマ・プロ両方合わせて「1万2000分の1」程度しかありません。
そのため達成することは滅多にないと言えます。
そもそもホールインワンが起こる確率が低いので、保険に加入する必要性も低いのです。
ホールインワンを申告しなければ祝う必要がない
ホールインワンを達成できる確率は低いとお話しましたが、決して起こらないというわけではありません。
しかしホールインワンを達成したことを、申告しなければ祝賀会や記念品の準備をする必要がありません。
祝賀会などの支出がなければ、ホールインワン保険の加入も必要ないので達成しても黙っていられるという人は、ホールインワン保険への加入は必要性は低いでしょう。
加入者が単に少ない
ホールインワン保険へ加入しているという人が、単に少ないことも理由の一つです。
日本のゴルフプレーヤーは多いですが、ホールインワン保険に加入しているという人はあまりいません。
それは上でも話した通り、ホールインワン達成する確率がそもそも低いことも関係しています。
また万が一、ホールインワンを達成したら、幸せのおすそ分けや厄払いの意味をこめて気持ちよく支払うという人も中にはいます。
接待等でゴルフによく参加する人は加入すべき
ホールインワン保険の必要性が低い理由についてご紹介してきましたが、普段から接待などでゴルフコンペに参加するという人は、加入すべきでしょう。
それはゴルフする機会が多い人ほど、ホールインワンを達成する確率が高くなります。
また接待でのゴルフコンペなどは参加人数も多くなる可能性があり、立場的に祝賀会や記念品を準備しなければいけないことが多いことも理由の一つです。
ゴルフコンペに規模が大きくなればなるほど、負担額が大きくなるのでホールインワン保険に加入すべきと言えます。
友人とのゴルフをたまに楽しむ程度という人にとって、ホールインワン保険への加入の必要性は低いでしょう。
しかし接待など、普段からゴルフをする機会が多い人はホールインワンを達成する可能性がその分高くなります。
また祝賀会などの費用も多くかかってしまうことが多いので、備えとしてホールインワン保険への加入をおすすめします。
ホールインワン保険加入時の注意点
ここからは実際にホールインワン保険に加入する際に気を付けるべきポイントについてお話していきます。
注意ポイントは2つで、支払い条件が厳密に決められていること、補償期間は商品によってバラバラという事です。それぞれを詳しく解説していきます。
支払い条件が厳密に決められている
ホールインワン保険の保険金の支払いには、目撃者が必要というお話はしましたがその他にも支払い条件が厳密に決められています。
支払いに必要なものは以下の通りです。
- 同伴競技者が署名または記名・押印された証明書
- ゴルフ場支配人・責任者の記名・押印がされた証明書
- 同伴競技者以外の第三者（同伴キャディー含む）が署名または記名・押印された証明書または、ビデオなどの記録媒体に保存された映像記録など
- ホールインワンの費用の支払いを証明する領収書（但し書きにホールインワン祝賀会費用などの記載が必要）
これはどのホールインワン保険にも共通している一般的なものです。
これらを全て準備して初めて、保険金が支払われます。ちなみに第3者は、前後の競技者でも可能です。
補償期間が商品によってバラバラ
ホールインワン保険は、契約期間が選べます。
選べる期間は1日・1週間・1年などがあり必要な期間に応じて加入する必要があります。
また加入する保険に応じて限度額や補償額が異なるので、期間とともに補償内容をきちんと確認してからホールインワン保険に加入するようにしましょう。
自分に必要かを把握してホールインワン保険へ加入するか決めよう
今回は、ゴルフ保険のホールインワンの保険について解説してきました。
ホールインワンは確率的には低いもので、普段からゴルフの機会が多いという人以外には必要性が低い保険と言えます。
しかし万が一ホールインワンを達成した際には、祝賀会や記念品贈呈・祝い金など多くの出費が必要となります。
これは絶対しなくてはいけないということではありませんが、幸せのおすそ分けや厄除けという意味で日本では大切な風習としている人もいます。
その出費に備えるためにも、普段から規模の大きいゴルフコンペに参加することが多いという人は、備えでホールインワン保険に加入しておいても良いでしょう。
いつか出してみたいホールインワンを出したときに喜べるように備えておきましょう！
