キャッシュレス決済が進み、学費もクレジットカードで支払いたいと考える人もいるのではないでしょうか。
学費は金額が大きいため、クレジットカードで支払えればポイントも貯まりお得になります。
しかしクレジットカード払いをする際の注意を知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、注意点やコツをわかりやすく紹介します。
目次
学校の対応システムによってはクレカ払いが可能
学費の支払いがクレジットカード対応している学校は増えており、クレジットカード払いができるのは、受験の出願料はもちろん入学金が主流です。
金額の大きくなる授業料や学費については、まだ銀行振込などの現金が現状多くなっています。
しかし昨今のキャッシュレス化や欧米諸国ではクレジットカード払いが主流になっているのを受けて、少しずつシステムが変わり対応し始めています。
ATM・ネット支払に対応している
直接のクレジットカード払いではありませんが、ATM・ネット支払いに対応している学校が増えています。
以前は銀行の空いている時間に窓口まで行き、窓口振り込みをせざるをえませんでしたが、ATM・ネット支払いに対応している学校が増えたため行かなくても入学金を始め、学費の納入が可能となってきています。
クレカ支払い可能な決済代行業者に委託している
クレジットカード支払いに対応している学校はまだまだ少ないですが、クレジットカード支払い可能な決済代行業者に委託している学校は増えています。
クレカ支払い可能決済代行業者は、NTTスマートトレード株式会社が運営する「学費公共スマート払い」で、これを使えばクレジットカード払いが可能となります。
「学費公共スマート払い」の決済をクレジットカード払いにするだけで、切り替えられます。
子どもの学費をクレジットカードで支払うメリット
クレジットカードで子どもの学費を支払える学校が増えていることがわかりました。
大学や専修学校などでは、入学金・学費などたくさんのお金がかかるため、現金が期日までに用意できない人などはクレジットカード払いができるのはメリットが多いと言えます。
クレジットカードで学費を支払う選択肢が増えると、支払い忘れがなくなる・期日の間に合うように現金を用意する必要がないなどのメリットがあります。
ここでは子どもの学費をクレジットカードで支払うメリットを紹介します。
月々の引き落としの手間を省ける
クレジットカードで学費を支払うことで、月々の引き落としの手間を省けるメリットもあります。
学費を月々引き落としで支払うためには、毎回銀行に行って、入金して引き落とすための手続きをしなくてはいけません。
しかしクレジットカードを一度登録しておけば、月々の引き落としの手間が省けるため、仕事などで忙しい保護者も安心です。
クレジットカードのポイントが貯まりやすくなる
学費をクレジットカードで支払うと、もちろんクレジットカードポイントが貯まります。
学費は決して安い金額ではなく、その金額に応じてポイントも貯まります。クレジットカードのポイントが貯まれば、それを利用できるのでただ支払うよりもお得になります。
このようなこともクレジットカードで支払うメリットとなっています。
支払忘れをしにくくなる
学費支払い期日は決まっていますが、日々の忙しさからつい入金するのを忘れてしまうこともあります。
支払い忘れがあると督促されてしまう可能性もあり、忘れがないようにしておきたいですよね。
そこでクレジットカードに学費を支払うように登録しておけば、支払い忘れがなくメリットです。
つい忘れてしまいそうと不安のある人は、クレジットカード払いが特におすすめです。
手元にお金がなくても一時的に立て替えてもらえる
学費を現金で引き落としや振込にしている場合、支払い期日までに原因を用意しなくてはいけません。
例えば入学金など、特に大きな金額がかかると「ボーナスで支払いたい」など支払い希望のタイミングがあってもできません。
しかしクレジットカードにしておけば、決済後に支払い方法の変更も可能ですので、ボーナスのタイミングでの支払いが可能となります。
学費の支払期日までに現金が用意できない、支払い方を変えたいという人にもクレジットカード払いがおすすめとなっています。
子どもの学費をクレカ払いにする時の注意点
子どもの学費をクレジットカードで支払うメリットを紹介しました。
大きな金額となる学費は、現金を用意するのが大変だという人にとって、クレジットカード支払いはとても大きなメリットです。
また学費をクレジットカード払いにすると、その分のポイントが貯まるので現金で支払うよりもお得になります。
しかしメリットばかりではなく、注意するべきこともあります。
クレジットカード払いをする前に注意点を知っておき、支払い方法の選択師の一つに取り入れるかを決めることが大切です。
ここでは学費をクレジットカードで支払うときの注意点を解説します。
日本国内ではまだまだ銀行振り込みが主流
クレジットカード支払いができる学校が増えてはいますが、まだ日本では学費の支払い方法は銀行振込が主流です。
そのためクレジットカードで支払おうと思っても、学校自体がクレジットカード払いか決済代行会社に対応していないと選択できません。
クレジットカード払いに対応している大学は2校、決済代行会社に対応可能なのは17校と、決して多いとは言えません。
まずは入学する学校が、クレジットカード払いか決済代行会社に対応しているかを確認してください。
カードの限度額に触れる可能性がある
クレジットカード自体にも注意点があります。クレジットカードには限度額があり限度額を超えてしまうと決済できません。
また学費を支払うことでカードの限度額に触れてしまい、別の引き落としができない可能性もあります。
限度額を事前に調べて学費を支払えるかをチェックしおいてください。
利用できるカードに限りがある
決済代行会社を利用する際には、利用できるカードが限られているため保有していない人はクレジットカード払いができません。
「学費公共スマート払い」で利用できるカードは、VISA、Mastercardの2種類でいずれかのブランドのカードでなければいけません。
この2つのブランド以外のカードでは選択できないので注意してください。
手数料が発生する
決済代行会社を利用すればクレジットカード払いが可能となりますが、デメリットともいえる注意点があります。
決済代行会社を利用すると、支払い金額の2.9%の送金手数料がかかってしまいます。
学費は金額が大きくなるため、ポイント還元と比べても手数料が発生してしまうのはデメリットと言えるでしょう。
クレジットカード払いを選択する前に、手数料の額を調べておいてください。
子どもの学費をクレジットカード払いするときのコツ
子どもの学費をクレジットカード払いをするメリット・デメリットを紹介しました。
どちらも知っておき、支払い方法に選択するようにしてください。
また子どもの学費をクレジットカードで支払うときには、2つのコツを知っておくのが良いでしょう。
ここでは、子どもの学費をクレジットカードで支払うコツを紹介します。
リボ払いの設定になっていないかをチェック
学費を一括で支払うのがきついと、毎月一定の額を支払うリボ払いを選択したくなる人もいるかもしれません。
しかし金額の大きい学費をリボ払いにしてしまうと、利子が大きく返済額が増えてしまうため辞めておきましょう。
もしどうしてもわけて支払いたい場合には、金利のかからない回数での分割がおすすめです。
リボ払いは実は怖い支払い方法!恐怖の理由と借金地獄にならないための方法を解説
利用額を一時的に増額する
クレジットカードの限度額に不安がある場合には、カード会社に連絡し一時的に利用額を増額してもらってください。
それまでの支払い履歴に傷がなければ、理由を伝えれば一時的に利用額を上げてくれるはずです。
これでいつもの引き落としを気にすることなく、学費を払えるように対応してください。
クレカを有効活用して効率的に家計を回そう
学費をクレジットカードで支払う方法を紹介しました。クレジットカード払いに対応している学校は増えていますが、まだ日本では決して多いとは言えません。
クレジットカード払いを選択すれば、期日までの現金を用意できない人にとって大きなメリットとなります。
しかし気を付けるべき注意点もありました。
メリット・デメリットをじっくり検討し、対応している学校であれば効率的に家計を回すためにもクレジットカードを有効活用してみてはいかがですか。